■ロータス ヨーロッパ(1970年)

1970年代のスーパーカーブームは、少年ジャンプで連載された『サーキットの狼』が火付け役でした。主人公である風吹裕矢が操っていたのは「ロータス ヨーロッパ スペシャル」。ヨーロッパは1966年から1975年まで生産され、ライトウェイトスポーツの代名詞とも言える存在でした。このクルマをスーパーカーと呼ぶかは賛否が分かれるところ。でも多くの子どもたちを熱狂させたモデルであること、空前のブームを巻き起こした作品で主人公が乗っていたことを考えれば、やはりスーパーカーであると言えるでしょう。

展示されていたのは1970年式のシリーズ2 タイプ65。1968年に登場したシリーズ2のタイプ54とはデザインが異なります。ストイックなシリーズ1とは違ってパワーウインドウなどが装備されるなど、快適性が盛り込まれました。その分、車両重量はシリーズ1より重くなっています。
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■ルノー アルピーヌ A110(1975年)

1963年に登場したアルピーヌ A110。デビュー時はLのエンジンを搭載していましたが、年を重ねるごとに排気量を拡大。1969年には1.6Lエンジン搭載車が登場しました。エンジンが後輪車軸の後方に搭載されるRR方式を採用。駆動輪に絶大なトラクションがかかる、切れ味鋭い走りが特徴でした。

展示車両は1975年式のVD型。バルーンフェンダーを装着したラリー仕様。A110はラリーシーンで活躍し、1973年からスタートした世界ラリー選手権で初代マニュファクチャラーチャンピオンを獲得しました。2017年に登場したアルピーヌ A110がこのモデルをオマージュしたものであることは言うまでもありません。
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■ポルシェ 911カレラ(1987年)

今なお世界中に多くのファンを持つ「911」。今回会場で見つけたのは、1975年にフルモデルチェンジされた930型。アメリカの法規制に対応するため大型のバンパー(5マイルバンパー)が装着されたモデルです。930型は1984年に全グレード3.2Lエンジンが搭載されます。展示車両は大型のオーバーフェンダーになるターボルック。ワイドなボディと大型のリアウイングは今見ても迫力があります。

1997年以降の911は水冷の水平対向エンジンになりましたが、993型までは空冷エンジンが搭載されていました。2010年代には空冷ポルシェの人気が高まり、バブルと言われるほど価格が高騰。現在では一時期に比べると中古車相場が落ち着いたと言われるものの、それでもまだまだ高値で取引されています。この930型も当時の正規代理店だったミツワ自動車扱いの個体ということもあり、2980万円のプライスタグが付けられていました。
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■フェラーリ F40 GTE Recreation(1989年)

フェラーリの創業40周年を記念して製作された「F40」。登場したのがバブル景気の絶頂期だったこともあり、当時は数億円で取引されていたことも話題となったモデルです。1987年に発表された「F40」は、創業者である故エンツォ・フェラーリが最後に承認したモデル。発表会ではエンツォ氏自らが発表を行いました。

搭載される3L V型8気筒ツインターボエンジンは、最高出力478ps、最大トルク58.8kg-mを発揮。素の状態でレースに出られることを念頭に開発されたという逸話は嘘ではなく、最高速度は324km/hという発売当時で最速を誇りました。「F40」はBPRグローバルGTシリーズ参戦のために開発された「F40 GTE」が7台製作されました。撮影車両は正規輸入されたものをイタリアに送り、LMとGTEのコンバージョンキットを用いて製作されたもの。このGTE仕様は世界に27台しか存在しないと言われているそうです。
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※掲載している価格は『AUTOMOBILE COUNCIL 2026』会場でのものになります(編集部)
<取材・文/高橋 満(ブリッジマン)>

高橋 満|求人誌、中古車雑誌の編集部を経て、1999年からフリーの編集者/ライターとして活動。自動車、音楽、アウトドアなどジャンルを問わず執筆。人物インタビューも得意としている。コンテンツ制作会社「ブリッジマン」の代表として、さまざまな企業のPRも担当。
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