今さら聞けない!家で外で大活躍な「スキレット」の正しい手入れ方法とは

前振りがだいぶ長くなってしまいましたが、本題に入りましょう! ここからはスキレットのお手入れです。

 

【お手入れポイント①】洗剤を使わずタワシ洗い

まずは油でベトベトになったスキレットを洗うところからスタートします。フライパンであればスポンジに洗剤をつけて洗うところですが、スキレットではこれは御法度。スキレットは鉄製で錆びやすく、酸素や水分はまさにサビの原因となります。フライパンのようにテフロン加工などもされていないため、サビを防ぐため表面に油を塗って膜をつくっておくことが大切。洗剤を使うと、膜となる油まで落ちてしまいます。長く使うためにも、できるだけ洗剤を使わず、タワシで汚れを落としましょう。

▲洗剤を使わずタワシでゴシゴシ水洗いしましょう

 

【お手入れポイント②】しっかり空焼きして水分を飛ばす

スキレットのお手入れ、次のポイントは“空焼き”です。水洗いしたスキレットは火にかけ、しっかり水分を飛ばしましょう。「拭けば大丈夫!」と思うかもしれませんが、この油断がサビ発生のもと。拭くことで表面の水は取れたとしても、洗ったときに微小孔に浸透した水が鉄内部で残っている可能性があります。その残った水分がサビの原因に…。面倒でも欠かさず空焼きをしましょう。

▲ハンドル部分までしっかり空焼きして水分を飛ばします

 

【お手入れポイント③】油を塗ってコーティング

そして最後は“油塗り”です。空焼きで水分を飛ばしたら少量の食用油をスキレットにひき、キッチンペーパーなどで全体にのばすようになじませます。こうすることで油の膜ができて酸素や水分の浸透を防ぎ、サビにくくなるんです。これでお手入れは完了! ちょっと時間はかかるけれど、このお手入れをすることでスキレットが錆びずに長持ちしますよ。

▲スキレットに食用油をひき、キッチンペーパー等でのばして完成!

 

ひとつあるだけで自宅でもアウトドアでも大活躍の“スキレット”。使い込んでいくうちにどんどん馴染んでくるのもうれしいですよね。便利だからこそ長く使いたいし、お手入れすることで愛着もわいてきます。調理方法はもちろん、お手入れまでしっかりマスターして、“myスキレットごはん”を楽しみましょう。

▼使用したスキレット
>> LODGE「グリルパン10 1/4インチ」

 


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(取材・文/南場みなみ)

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