思っているほど高くない!? スーツのパターンオーダーに挑戦してみた!

 

【ステップ3】ディテール&オプションを選ぶ

上の2枚の写真の違いがわかりますか? どちらもスーツの表地を裏地にも使った「お台場仕立て」という高級な仕様ですが、下の写真は最もグレードが高いとされる「本台場」になっています。こういったディテールを選んでいくのですが、普段は気にしたこともないような箇所が数々出てきます。スタッフの方からいろいろ話が聞けるので、スーツの知識を深めるためにもオーダーはお勧めです。

もちろん裏地も選べます。普段は見えない箇所なので、思い切って派手なカラーを選ぶのもアリ。ジャケットを脱いだときに存在感を放つ、そんな隠れたオシャレに気分が上がります。

なんと襟裏の生地まで選択可能。ジャケットの襟を立てて着ることはありませんが、見えないオシャレここに極まれり、といった感じです。こだわりをとことん詰め込めるのがオーダースーツの魅力ですね。

ボタン選びなんて当たり前。ニューヨーカーでは水牛の角など高級素材も多く用意されており、生地の雰囲気や好みに合ったボタンが選べます。

袖口のボタンの仕様もさまざま。ボタンの個数から、ボタンを少し重ねて付ける「重ねボタン」などが選べ、またオプションで袖口を本切羽にすることもできます。既製スーツのほとんどが飾りボタンなので、オーダースーツであることをアピールするために本切羽をチョイス(笑)。

このほか背抜きや襟のステッチ、ベントの位置など、さまざまなディテールを自分好みにアレンジできます。オプションとして追加料金がプラスされる仕様もあるので、オーダー時に確認しながら進めていきます。今回筆者は、結婚式の2次会での着用も見据えて、ベストを追加して3ピースにすることに!

オーダーはこれで終わり。最終確認をして、あとは完成を待つだけです。仕上がりは約2〜3週間後。それまで本当に待ち遠しい! こんなワクワク感はいつ以来でしょうか。しかも「ニューヨーカー銀座フラッグシップショップ」では、注文から約10日後に縫製途中の画像をメールで届けてくれるサービスも行なわれています。自分のこだわりがつまったオーダースーツの途中経過がわかるのはうれしい!

【次ページ】ついにスーツが完成! その出来映えは?

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