知っておきたい接着剤選びのポイントと失敗しない使い方【達人のプラモ術<道具編>】

■あると便利!接着剤周辺アイテム

▼面相筆

接着剤のフタに付属している筆はありがたいのですが、軸が短いので、奥まったパーツ部分の接着や、長いパーツに一気接着剤(主に流し込みタイプ)を塗布したい時には、途中で接着剤が乾いてしまったりと少々役不足です。そこで塗装に使用する面相筆を1本接着剤用に使用すると格段に作業がラクになります。

 

▼スプレープライマー(硬化促進剤)

瞬間接着剤は、瞬間とは言いながらつけ過ぎるとなかなか硬化しない、また一度接着が剥がれた際に再接着しようとすると、やはりなかなか固まりません。そうした場合は、硬化促進剤を使うことでアッという間に硬化させられます。硬化促進剤はアルテコやウェーブなど瞬間接着剤メーカーから発売されています。筆で塗るタイプもあり、パーツの片面に瞬着を、片面に促進剤を塗布して合わせることで、がっちりと接着できます。

 

▼瞬間接着剤用プライマー

PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、ABSといった素材は瞬間接着剤が上手く固着しません(硬化後に剥がれる)。こうした樹脂素材には、接着面にタミヤ「瞬間接着剤用プライマー」(770円)を塗布してやると瞬間接着剤の食いつきを高めてくれます。

 

■ひと工夫!ワンポイントアイデア

▼パーツの合わせ目にはみ出すくらい塗るといい?

通常タイプのプラ用接着剤は、パーツの接合面からちょっとはみ出すくらいに塗布してやると、プラを溶かして盛り上がるので継ぎ目消しのパテ替わりになります。

 

▼付属の筆はカットして使いやすく!

ビン入り接着剤の刷毛は穂先をカッターで斜めにカットすると塗布する際にはみ出しにくく使いやすくなりますよ。

▲本来の刷毛はこのような状態

▲斜めにカットすれば使いやすい!

 

>> 達人のプラモ術

<写真・文/長谷川迷人>

 

【関連記事】

◆100均で買える“使える”ホビーツールTOP5【達人のプラモ術<100均ツール>】
◆100均で買えるプラモ製作に役立つ隠れた名品6選【達人のプラモ術<100均ツール>】
◆ニッパー選びのポイントと達人オススメニッパー7選【達人のプラモ術<道具編>】

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする