科学×プラモ=男のロマン!? バンダイ「1/48 しんかい6500」をジオラマ化!【達人のプラモ術<しんかい6500>】

■耐圧殻(コクピット)を製作

さて、製作を開始しましょう! インスト(説明書)に沿ってまずは耐圧殻を製作していきます。

「しんかい6500」の耐圧殻は直径2m、厚さ73.5mmのチタン製で、深海の水圧に耐えるためにほぼ完全な球体(誤差は2ミリ以下)となっていて、このチタンの耐圧殻が6500メートルまで潜ると水圧で約2センチ縮むそうです。恐ろしや。

耐圧殻のパーツは4分割されており内部のメカを組み込んでいけばサクサクと完成です。キットは色プラなので塗装しなくても、らしく仕上がるが、今回はよりリアルに仕上げたいので全塗装しています。

▲塗装後デカールを貼って仕上げたコクピット周り

パーツを組み合わせて、3か所の観測窓を取り付ければ耐圧殻の完成です。観測窓は実物と同じ台形型のクリアパーツはめ込むようになっているのがリアル。実物はメタクリル樹脂(アクリル樹脂)製で、7cm厚の2枚重ねで計13.8cmの厚みがあるのですが、潜行では水圧で最大約9mm表面がヘコんで凹面レンズになるそうです。恐ろしや恐ろしや。

さてさて、科学プラモ「しんかい6500」いかがでしたでしょうか? 次回は船体を製作しつつジオラマのアイデアを考えます! お楽しみに!

>> [連載]達人のプラモ術

<製作・写真・文/長谷川迷人>

 

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