しっかり語れて洒脱な腕時計はブローバにあり。“憧れ”で終わらないリアルプライスにも注目

年齢を重ねるにつれて、モノ選びの基準はよりシビアになっていく。特に腕時計ともなればなおさらだ。デザイン、品質、価格、歴史など、例を挙げればキリがない。しかし、我々が狙うのはあくまでそれらを高次元で満たすモノ。となると、必然的に「ブローバ」へ辿り着く。

■時代を超えて愛される。米国時計業界の雄、「ブローバ」とは

▲創業者、ジョセフ・ブローバ氏の自画像。写真提供:ブローバ

ブローバは、1875年にニューヨークで開業した小さな宝石店「J.ブローバ」が起源。1911年に時計の製造・販売を開始してから現在に至るまで、世界有数のウォッチブランドのひとつとして数えられている。

実に145年以上の歴史を誇るブローバ。その歩みの中には、数々の“世界初”があることをご存じだろうか。高層ビルの最上階に天文台設置し、観測記録を製品の時刻設定に役立てたり、テレビコマーシャルを展開したり、時計ラジオを発明したりと、独自の視点と発想で自らの歴史を切り拓いていったのだ。

▲1960年当時の広告。写真提供:ブローバ

そんな、数々の偉業の中でも特筆すべきは、音叉式電子時計「アキュトロン」を発明したこと。機械式時計が主流だった1960年代において、アキュトロンは“平均月差1分以内”という驚異の精度を実現。アメリカを代表するブランドとしての地位を不動のものにした。

なお、ブランドロゴのモチーフに音叉を採用していることからも、ブローバにとってアキュトロンがいかにエポックメイキングだったかは想像に難くない。

▲1969年当時の資料。写真提供:ブローバ

1969年、アポロ11号が人類で初めて月面着陸に成功したというニュースは、多くの人々を感動させた。ちなみに、当時アポロ11号にはアキュトロンの計時装置が搭載されていた。そして今なお、月の表面に存在する海のひとつ「静かの海」に設置されている。

■爽やかさと個性を両得。米国の老舗「ブローバ」の名品に“青”使いが絶妙な新作登場

類まれなる実績を誇るブローバは、アメリカ国内のみならず、世界の腕時計業界においても重要なポジションに位置している。さて、ここからは同ブランドの新作をご覧頂こう。夏を間近に控える今、新たなウォッチを携えて外へ繰り出そうではないか。

▲気品溢れる佇まいながら実用性も申し分ない「マリンスター」の新作

「マリンスター 98A303」(6万7100円)、ケースサイズ45mm、厚み13.45mm、約120g、自動巻き、パワーリザーブ/42時間、SSケース、20気圧防水

「マリンスター」は、1970年代に誕生したブローバの代表コレクションのひとつ。“マリン”というモデル名が示すように、ブルーを基調とした爽やかな見た目と、20気圧防水を備えた才色兼備な1本だ。

ベゼルに見られる6つのビスは、直下にあしらわれた八角形の別体パーツを固定するためのもの。多層構造にすることでケースに立体感が生まれるだけでなく、宝石のように見えるビスがラグジュアリー感に拍車をかけている。

5時位置にスモールセコンド、7時位置にオープンハートをあしらうことで、クラシカルな雰囲気も楽しめるという懐の深さを誇っている。また、スモセコやインデックスに見られるオレンジの差し色も洒脱だ。

隅々にまで行き届いたセンスは、宝飾店を生業としていたブローバらしい意匠といえるだろう。

せっかく機械式を購入するなら、メカの駆動を思う存分楽しめる“シースルーバック”も選びのポイントとして挙げたい。ムーブメントの動作美を目の当たりにすることで、所有感が高まること請け合いだ。

夏の軽装スタイルはどうしても腕元が寂しくなりがち。しかし、我々には「マリンスター」がある。ケース径45mmの存在感バッチリなビッグフェイスは、これからの時期に間違いなく有用だ。

そして何より、数々の魅力が詰まっているにも関わらず“6万円台”で手に入れられるというグッドプライスもうれしい。ブローバの魅力をとことん堪能できるうえに、コスパ面も優秀とくれば、もはや手に入れない理由はないだろう。

▲スケルトン仕上げのダイヤル×オープンハートが新鮮なもうひとつの「マリンスター」

「マリンスター 96A303」(6万8200円)ケースサイズ45mm、厚み15mm、約123g、自動巻き、パワーリザーブ/42時間、SSケース、20気圧防水

サイズや素材、機能性などは先のモデル同様だが、ベゼルが回転式になったことで、ダイバーズらしい精悍な印象に仕上がっている。また、インデックスについても、ローマ数字からバーインデックスへ変更。シンプルでスタイリッシュな3針モデルと抜群の相性を誇っている。

そして、本モデルは機械式時計好きにはたまらない工夫が盛りだくさん。文字盤全体にあしらったセミスケルトン、7時位置のオープンハート、そしてスケルトン仕様のケースバック。さらに、ローターは肉抜き仕上げを施しているなど、ムーブメントの美しい駆動を思う存分楽しめるのだ。

“大人エレガント”を体現する「マリンスター 98A303」と、品のあるスケ感が所有感を高めてくれる「マリンスター 96A303」、どちらのマリンスターを選ぶか実に悩ましい。

▲宇宙を旅した名品。「ルナ パイロット クロノグラフ」にレトロモダンなツートンカラーが登場

「アーカイブスシリーズ ルナ パイロット クロノグラフ 98K112」(9万9000円)、ケースサイズ43.5mm、厚み13.21mm、約180g、ハイパフォーマンスクォーツ/クロノグラフ、SSケース、5気圧防水

昨今のファッションシーン同様、腕時計においてもビンテージやミリタリーデザインは注目度の高いジャンルのひとつ。ツートンカラーで構成されたクロノグラフ、通称「パンダ顔」は、その一翼を担う存在だ。

つまるところ、パンダ顔は“トレンド”ということになるが、「アーカイブスシリーズ ルナ パイロット クロノグラフ 98K112」においては、そういった流行り廃りとは別軸に存在しているモデルだ。

▲「アポロ15号」の船長が身につけていたとされる当時のルナ パイロット クロノグラフ。写真提供:ブローバ

ブローバは、その高度な計時精度技術が認められ、1950年半ば〜1970年代にかけて宇宙開発に貢献した実績を誇っている。

そして1971年8月2日。「アポロ15号」の船長が月面に降り立った際に身につけていたのが、何を隠そうこの「ルナ パイロット クロノグラフ」なのである。「アーカイブスシリーズ ルナ パイロット クロノグラフ 98K112」は、そんな歴史的価値のあるモデルを忠実に再現した1本。より詳しく見ていこう。

ネイビーにほど近いブルーとアイボリーのコントラストが実に心地良く、クロノグラフのスポーティなデザインと相まって洒落感に磨きがかかっている。12時位置にあしらわれたブローバのロゴは70年代当時のデザインと同じモノを使用しており、オトコ心を刺激。

また、通常4時位置にあるデイト表示を排し、あくまでオリジナルモデルのデザインを追求している点も見逃せない。

肝心な性能についてもご安心を。ムーブメントには、1/20秒で計測可能な独自の「ハイパフォーマンスクォーツ クロノグラフムーブメント(NP20)」を搭載。通常のクォーツの約8倍の振動数を誇り、より高精度かつスイープ運針を実現している。

スポーティにして品の良さも兼ね備える本モデルは、カジュアルシーンはもちろんのこと、写真のようにビジネスシーンにも有用だ。スーツやジャケパンなど、多様なビジネススタイルにも活躍するだろう。

ケースサイズは43.5mm。マリンスターと比べるとやや小ぶりなだけに、腕馴染みの良さは抜群だ。

▲ストラップはケース裏のピンをスライドするだけで簡単に付け替えが可能

ちなみに、「アーカイブスシリーズ ルナ パイロット クロノグラフ 98K112」には、柔軟性に優れるカーフレザーを使用したNATOストラップが付属。程良い艶感と表情のあるシボ感とが相まって、SS素材とはひと味違う98K112が楽しめるだろう。まさに一石二鳥、満足度の高い1本だ。

■その魅力はタイムレス。刻一刻と変化する世の中だからこそ、確固たる1本をブローバで手に入れよう

145年以上の歴史を誇り、時計史だけでなく、人類史においても重要な役割を果たしてきたブローバ。その魅力はもはや廃れることなく、いつまでも語り継がれ、我々に寄り添い続けてくれるだろう。

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ブローバは現在サマーキャンペーンを開催中。期間中に対象店舗及び公式ECショップにて腕時計を購入すると、特典でオリジナル今治ハンドタオルもゲットできるという夏にぴったりなキャンペーンだ。期間は2023年6月23日(金)〜2023年8月6日(日)。

>> BULOVA

<取材・文/若澤創 写真/五十嵐真 スタイリング/宇田川雄一>

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