“今”を捉えたウエアとカバン。とある老舗メーカーが手掛ける「アントラック」の実力とは

ここ数年間で我々のライフスタイルは大きく変化し、多様化の一途を辿っています。たとえばビジネスシーンはよりカジュアルになり、持ち物もそれに合わせて多機能なモノが求められるようになりました。そこで注目してほしいのが、カバンとウエアをトータルで手に入れられる「UNTRACK(アントラック)」です。

■カバンを作り続けて83年。アントラックを手掛けたのは、我々が知る「エース」です

アントラックという名に聞き覚えのない人も多いかもしれません。それもそのはず、実は2023年8月にデビューしたばかり!

ですが、実はこのブランドを手掛けているのが1940年創業のバッグの総合メーカー「ACE(エース)」。1953年には、当時“バッグの一大革命”といわれたカバン業界初のナイロン製バッグを開発したことでも知られる同社肝入りのプロジェクトなのです。

エースの名前を知ってはいても、その功績は知らないという人に軽くお伝えすると、ナイロンバッグ開発以降、1964年には日本で初めてスーツケースを製造。そこから半世紀以上にわたり、国内工場の厳しい品質管理のもと、数々のヒット商品を輩出しました。

今やアメリカをはじめ、アジア中東欧まで、日本から世界へと発信しています。要は、80年以上の歴史を持つ老舗のジャパンブランド。その信頼感たるや他に類を見ないでしょう。

このように、磨き抜かれた技術と経験を持つエースが手掛けているので、アントラックが“URBAN×OUTDOOR”をテーマに展開するラインナップの完成度が高いのも当然。

しかも、デザインが優れているだけでなく、多様なライフスタイルに寄り添う機能性を有しているのが最大のポイント。また、冒頭でも述べたように、ウエアも揃っているのでトータルコーディネートも叶えられるのです。

■異なる2人の都市生活者から読み解く「アントラック」の“分かってる”モノづくり

では、ここからはそんな“オンとオフをシームレスに繋ぐ”アントラックのプロダクツを、マルチに活躍する2人のクリエイターに実際に試していただきましょう。同ブランドの特徴である“都市生活にフィットする”という点に注目いただけると、その素晴らしさがより理解できるはず。

【1人目:ライター TOMMYさん】現場から現場へ。洗練されたシンプルデザインがあらゆるTPOを叶える

1人目は、雑誌やWEBメディアを中心にファッションやモノなどのフィールドで活動するライター/エディターのTOMMY(トミー)さん。

すでに1件目の取材を終えて、次の現場に向かうところをキャッチ。自身も「フットワークの軽さが売りです」と話すように、取材や展示会回りなど足で稼ぐタイプとのこと。どんな現場にも軽やかに対応する、コートを主役としたアスレジャースタイルが良く似合っています。

▲サイズ:H50×W30×D20cm

「移動は自転車や電車がメイン。なので両手が自由に使えるバックパックは必須です。この『OUTDOOR CE Back-Pack M』は、背面パッドのベンチレーション機能のおかげで蒸れないし、ショルダーストラップが体にフィットするので背負い心地も良い感じ。背負った際のスマートさを考慮して設計された立体的フォルムも含め、良く考えられていますね」

いざ取材となった際に、ICレコーダーや名刺入れ、メモなどがすぐに取り出せないと相手を待たすことになります。

「そんなときに頼れるのが、“着るバッグ”をコンセプトに作られた『Essential Coat』の多機能ポケット。スマートフォンに財布、イヤホンや鍵などが使いやすく機能的に収納できて驚きました。それに、タブレットまで入るんです! 休日は手ぶらで過ごすことも多いので、この収納力は助かりますね」

「取材中は、いかに相手をリラックスさせた状態で話を聞けるかが重要。そのためにはこちらも胸襟を開く必要があり、スウェット素材のセットアップが演出するリラックスした雰囲気は、まさにうってつけです」

中に合わせたスタンドカラーシャツは、礼節を保ちながらも吸汗速乾機能を備えているので、暖房が効いた冬の室内も問題ナシ。アウターを脱いでもサマになるって、実は結構大事です。

※15.6インチまで収納可能。写真は13インチ

出先で時間に余裕があれば、愛用のノートPC(※)で取材した内容をその場でザッとまとめるなんてことも。

「PCポケットはクッション性も抜群ですし、マチも十分。なので出し入れがしやすく、絶対に壊したくないPCも安心して任せられます。」

「ボディには撥水加工が施された840デニールのコーデュラナイロンを使用し、さらに止水ファスナーも搭載されているので、悪天候もドンとこいです」

ちなみに、キャップもスウェット同様に、撥水性を備えたコーデュラ混生地を使用。「使ってみなければ分からない“さりげなさ”が大人の嗜みってワケです」

1日に何件も取材を回る上、“何かあったときのために”と普段から荷物は多いトミーさん。しかも、自転車に乗った際に使うサングラスやグローブ、モバイルバッテリーなど、すぐに取り出したいモノが多数あるので、収納部分が多いのは非常にありがたいとか。

「一度に10冊近く買うこともある漫画のコミックスを入れても、あまり重たさを感じさせないのだから、これは本物ですね」

「僕の場合、フロント気室に設けられたオーガナイザーをかなり活用してます。仕事に使うモノがすべてここに収まるので、外出前の収納忘れも一目瞭然。対する趣味のモノはメイン気室にドサッと。ただ唯一の難点は、モノが入りすぎてしまうこと(笑)」それでも体感重量にはあまり影響しないので、問題はないとか。

話を聞いている内にそろそろお時間が…。「ちょっと作業するつもりが、ウエアの着心地の良さも相まって長居しちゃいましたね。次の現場に遅刻しそうなので急ぎます!」

そう言い残して颯爽と去っていく姿も実にスタイリッシュ。溢れ出す“デキる”人感からは、コミックスを10冊近くも背負っているようには決して見えません。これぞ“オンとオフがシームレスに繋がっている”証左です。

【2人目:フォトグラファー 会田秀人さん】ストレッチに撥水機能も完備!タフな現場でも問題ない素材選びにも注目

▲サイズ:H46×W32×D14cm

「ウエアもカバンもかなり軽いですね」そう話すのは、企業の広告やWEBメディアなどで幅広く活躍中の会田秀人さん。実は運動量の多いフォトグラファーにとって、着心地と機能性は何よりも優先すべきポイントです。

「ファンクションが融合したファッションは昔から好きだったので、すごく親和性があるなと感じました」全身ブラックでまとめながらも軽快なムードに、早くもご満悦。

本日はロケハン。ササッと撮っては移動の繰り返しなので、なるべく身軽でいたいところ。

「機能性を求めた結果、アウトドアブランドのウエアを着る機会が多いのですが、このアウターも負けず劣らず優秀。特に多機能ポケットは調子が良いですね。レンズキャップや交換用のバッテリーなどが機能的に収まるので、いちいちカバンを下ろすことなく、ファインダーを覗くことに集中できます」

また、撮影中はつい集中し過ぎてしまい、気付けば服が汚れていたり傷付いていたりなんて日常茶飯事。「なので、引き裂き強度に優れたコーデュラ糸を使用したこのパンツもおすすめ。ワイドシルエットでストレッチも効いているので、地面に片膝付くのもラクです」

洗練されたパターニングにより構築されたシルエットにより、カメラを構える姿もいつも以上にクールに映ります。

「あ、雨が降ってきましたね」ロケ撮影中の急な天候変化にもご安心を。この「Essential Parka」を筆頭に、アウターやボトムスには撥水機能を搭載済み。雨粒が表面に触れた瞬間、そのままツツッと滑るように落ちていきます。

「傘をさす手間も省けますし、濡れずとも寒さを感じる場合はインナーにベストを着込めば問題ありません」このフレキシブルさが“都市生活者のため”といわれる所以でしょう。

撥水機能はウエアだけでなく、当然ながらカバンにも。「カバンにカメラなどの撮影機材を入れるとなると、防水性も重要になってきます」

この「CITY VT Day Pack M」は、細番手のコットン双糸を限界まで打ち込み、高密度に織ることで防水レベルの撥水力を誇るベンタイル生地を採用。さらに裏側に施した特別な加工により、風合いを損なわずに張り感と高級感が出るよう工夫されている点も見逃せません。

雨も止み、動いている内に体が温まったのでアウターを脱ぎ、ついでにメモリカードのケースをトップポケットに収納しつつ、サイドポケットからはモバイルバッテリーを取り出して…と、片肩掛けしたカバンから流れるようにモノを出し入れする会田さん。

「用途に合わせたサイズと形状のポケットが備わっているので、素早く無駄なく動けるのが気に入りました」

ここで肝心の収納力についても触れておかねばなりません。本作は“究極のデイパック”を追求したシグネチャーモデルで、サイズは普段使いに程良いH46×W32×D14cmの容量24L。内部に15.6インチまで収納可能なPCポケットも完備。

会田さんはPCやカメラ類以外にも、携帯ゲーム機や各種ケアグッズを収納。「これだけ収納力があれば仕事の際にも使えそう」と太鼓判を押します。

次に会田さんが訪れたのは、近くのコインランドリー。「ウエアは家庭でも簡単に洗濯できると聞いたので、アウターで試してみようかなって」

洗濯表記を軽くチェックして、ラフに放り込んだらスイッチオン! 乾燥まで済ませた後の仕上がりについても、「洗濯後も撥水性とストレッチ性にまったく変化がないのがスゴイですね」と驚きのご様子。この手軽さが、生活を便利にする一助となるのです。

さて、ロケハンの続きをしましょうか。シャツ&ベストという大人の装いに、抜群の機能性を加えたアーバンアウトドアスタイルも相まってか、なんとも楽しげにシャッターを切る会田さん。

本日の感想を聞くと、「身に着けるモノによって気分がアガるし、逆もまた然り。それでいうとアントラックのプロダクツは…」。それ以上の言葉は必要ありません。だって、この表情で一目瞭然なのですから。

■今どきな機能とデザイン、そしてトータルコーディネートも叶えるアントラックを新たな相棒に

厳選された素材と優れた機能性をオーセンティックなデザインに落とし込むことで、都会に生きる現代人の多様なライフスタイルにフィットする…それがアントラックの魅力です。

この新たな相棒との出会いが、あなたの過ごす毎日を、これまで以上に自由で快適なものへと変えてくれる。そう確信した次第です。

>> UNTRACK

<取材・文/NOHOHON PRODUCTION 写真/田中利幸 取材協力/Swallow(東京都世田谷区下馬2丁目36-1)>

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