クラウドSIM搭載「jetfon」を海外でWi-Fiルーター代わり使ってみた

■テザリングを使うには

テザリングも利用できます。「設定」アプリを起動し、「アクセスポイント」をタップ。次画面で「アクセスポイント」のスイッチをオンにします。

同画面の「Wi-Fiアクセスポイントをセットアップ」から「ネットワーク名」と「パスワード」を確認します。

他の端末でWi-Fi接続機能を有効にし、先ほど確認したネットワーク名とパスワードを入力すれば、jetfonをモバイルWi-Fiルーター代わりにして、インターネットに接続できるようになります。

 

■どのくらいの速度が出たのか?

カリフォルニア州の都市部で、Googleがオンライン上で提供するスピードテストを用いて通信速度を測定した結果。下りで2Mbps程度の速度が確認できました。テザリングで1台のPCを接続した場合も、ほぼ同様でした。

この程度のスピードが出ていれば、コミュニケーションアプリや、地図アプリの使用には十分。ブラウザでの調べ物も行えます。動画のストリーミングは、たまに固まるかもしれません。

ともあれ、結果的にjetfonのクラウドSIM機能は十分に実用的だとわかりました。もちろんエリアによって速度に差が出る可能性は大いにありますが、既に述べたとおり、”使い勝手”に限って言えば、この手のツールにしてはかなり良い方だと断言できます。キャリアの海外ローミングサービスでは不十分と感じていて、また現地のプリペイドSIMを設定するのに不安を覚える人にとっては、海外用レンタルWi-Fiルーターに置き換わる、有力な選択肢となりそうです。

*  *  *

最後になりましたが、jetfonの本体価格は3万9800円(税別)。頻繁に海外を訪れる人にとっては、2台目のスマホとしても魅力的です。

>> jetfon

 


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(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。

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