スターバックス リザーブで特別な「クリスマス」ブレンドが飲めるって知ってた?

■クリスマスブレンドのベースはエイジド スマトラ!?

今回コーヒーをいれてくれたのは、スターバックス コーヒー 目黒店のバリスタ清水さん。目黒店ではリザーブの豆も取り扱っていて注文もできるうえに、全国で2店舗(目黒店、代沢5丁目店)にしかない抽出方法があるのだそう。

ちなみに今年で3回目となるスターバックス リザーブ クリスマス2018は「ウッディーな香りにマンダリンオレンジを思わせる風味、後味いに感じるスパイスが特長」とのことですが、正直これだけ聞いても味の想像がつきづらいですよね…。ここはやっぱり飲んでみないと! ということでさっそくいれてもらいました。

清水さんが取り出したのはケメックス。ドリッパーとサーバーが一体化したカタチで、通常のペーパーフィルターより厚みのある専用ペーパーフィルターを使用します。そして、そのカタチからも分かるように、フィルターがかなり鋭角。ということはお湯が長い時間コーヒー粉に触れてから落ちるので、コーヒーの成分をしっかり抽出してくれます。そう、実はこのケメックスが2店舗でしか楽しめない抽出器具なんです。

お湯を落としていく清水さん。その間に、クリスマス2018についていろいろ教えてくれました。

「クリスマス2018は『エイジド スマトラ』と『ハシエンダ アルサシア』のブレンドです。『エイジド スマトラ』は、シンガポールにある倉庫で、熱帯の暖かく湿った気候の中で生豆の状態で保管し、数ヶ月に一度、袋のホコリを取ったり袋の向きを変えたりしながら寝かせてエイジングさせています。数年寝かせると、しっかりとしたボディになり、特徴的なアロマ(香り)になるんです。このエイジド スマトラに、ラテンアメリカのコスタリカにあるスターバックスの自社農園『ハシエンダ アルサシア』の豆をブレンドして作られています」

スマトラは野性味あふれる豆が多いのですが、その良さは残しつつ、寝かせることで味わい深くしているんですね。

抽出したコーヒーは、これもリザーブならではのカップに入れてサーブしてくれます。「クリスマスブレンドの味わいを楽しむにはこれがぴったり」と清水さんが選んでくれたのが「炭彩マグ BODY」。口径が狭く、底に向かうにしたがって広がっていくカタチは、コク(BODY)を楽しむには最適なんだとか(こちらのマグは目黒店限定で購入もできます。2670円/税別)。

さっそく飲んでみます。第一印象はしっかりとしたボディ感。濃いというわけではなく、力強いコクです。そしてアジアのコーヒーらしいスパイシーさが立ってきて、最後にマンダリンオレンジの甘みとコスタリカ「ハシエンダ アルサシア」のさわやかな酸味がふわっと余韻として残る。これはケーキやチョコレートにピッタリかも。寒い冬の夜に、甘いものと一緒にゆっくりと楽しむコーヒーといったイメージです。通常のクリスマスブレンドとも違う、より力強い味わいは、ゆったり過ごす時間にぴったりではないでしょうか。

▲ドリップコーヒー「クリスマスブレンド」(Tallサイズ 960円/税別)

もちろん豆でも購入できます(250g 3400円/税別)。自宅にコーヒーミルがない人は、お店で挽いてもらうことも可能ですよ。

【次ページ】エイジド スマトラはシングルでも飲める!

この記事のタイトルとURLをコピーする