プールにカジノに6つのレストラン!初めてのクルーズ旅は驚きの連続でした

■クルーズ旅の謎⑤:船内でお酒は飲める?

船内には17のバーがあります。店によっては早朝6時から飲めるので、思わず朝食後からカクテルを飲んでしまいました。

▲昼間からお酒を楽しめるのはクルーズ旅の醍醐味のひとつ

ドリンクは基本的に有料なのですが、ドリンクが飲み放題になるプランも用意されています。アルコールだけでなくソフトドリンクもあるので、バーで注文して部屋に持ち帰って飲んでも構いません。基本的に飲食物を買える場所がないので、飲み放題プランにしておいたほうが安心です。

▲クルーズ中はプールバーでお酒を飲むことが多かった

また、上位クラスの部屋の利用者は、基本的な飲み物代は無料とのこと。安い部屋の場合はあとから支払うものが多く、いいキャビンになるとオールインクルーシブになっているんですね。

 

■クルーズ旅の謎⑥:船内での支払いはどうなるの?

クルーズ中は現金を使う場面は一切ありません。なぜなら、ルームキーとなるカードですべて支払いができるからです。

▲乗船後、船内に設置された機械でルームキーとクレジットカードを紐付けておくと、下船時にクレジットカードで支払われる

船内で食事や支払いをする際は常にルームキーとなるカードを提示します。下船前に船内で利用した料金の明細がもらえるので、それにサインをしておけば、後日登録したクレジットカードで支払われます。また、クレジットカードでなく現金で支払うことも可能です。

 

■クルーズ旅の謎⑦:船内でインターネットは使える?

クルーズ船内は、Wi-Fiが利用できます。ただし、利用は有料です。今回利用した船では3GBのパッケージが部屋の代金に含まれていましたが、できるだけ節約しながら利用するのがおすすめ。パッケージ内容は船による異なるようなので、事前に確認しておきましょう。

▲時間に余裕があるだろうとPCを持ち込んだが、写真データなどのアップロードが必要だったので作業を断念。SNSに写真や動画をたくさんアップロードするのも要注意

1.5GB単位で追加購入もできますが、30ドルかかりました。スマホのOSやアプリの自動アップデートをオフにするなどの対策を講じましょう。

 

■クルーズ旅の謎⑧:どんな服装で過ごせばいい?

事前にMSCクルーズから渡されていた乗船に関するしおりを見ていると、正装の「ガラ」、おしゃれなレストランなどで食事をするときのような「インフォーマル」、普段着の「カジュアル」、その日のイベントに合わせた「テーマ」という4種類のドレスコードが書かれていました。

今回参加したクルーズではドレスコードやガラがなかったのですが、男性であればガラはタキシードやダークスーツが必要です。ジャケットやネクタイ、襟付きのシャツ、スラックスなどの服を持っておくと安心。服に合わせる靴も忘れずに持っていきましょう。

▲船内のバーをうろうろするときも、ちょっとおしゃれをしているほうが気分が盛り上がる

 

■クルーズ旅の謎⑨:船内で生活用品は買える?

船内にはお土産やブランドショップがあり、ちょっとした生活用品などを買える売店もあります。とはいえ、広い船内なので、売店に気付かないまま過ごしてしまいました…。

わからないことや困り事があればフロントに相談すれば何とかしてもらえます。ただし、日本に寄港する船であっても、大半のクルーは英語などの多言語を話します。日本語で対応してくれるクルーもいるのですが、見当たらないときは「Google翻訳」を活用すると良さそうです。

 

■クルーズ旅の謎⑩:下船後はどうする?

4日目の早朝、ようやく上海に到着。スーツケースは前日の夜に廊下に出しておくとピックアップしてくれるので、下船は手荷物だけでできます。

自分の部屋のグレードや場所に応じて集合場所が決められているので、手荷物を持って集合場所へ。あとは係員の指示に従って下船します。

下船したら、自分のスーツケースをピックアップし、あとは入国審査へ。今回はいいグレードの部屋だったので一番最初に下船させてもらえました。こういうところでも差別化されているんですね。

▲ターミナルでスーツケースをピックアップする

入国審査を終えれば、あとは両替をして思い思いの場所に向かいます。上海の場合、ほとんどのタクシーではクレジットカードが使えないので両替は必須。ラグジュアリーカードには「コンシェルジュ」特典があったので、事前に連絡をして指定の時間にハイヤーで迎えに来てもらうようお願いしておきました。

▲海外に到着して早々、ベンツで迎えに来てもらえるなんてVIP気分だ。ターミナルの出口で筆者のネームカードを持った日本語ガイドが待っていてくれた

 

■ラグジュアリーカードとは?

今回の上海に筆者が持っていった「ラグジュアリーカード」には、ゴールド、ブラック、チタンの3種類のランクがあります。年会費はゴールドが20万円(ただし招待制)、ブラックが10万円、チタンが5万円。

年会費だけを聞くとひるみそうになりますが、世界中どこにいてもコンシェルジュがサポートしてくれるという安心感は大きかったです。また、今回の出張だけでなくプライベートな海外旅行でもレストランの予約をお願いしたのですが、丁寧な対応が好印象。

ラグジュアリーカード会員であれば、「プラオリティパス」のプレステージ(US$429) 同等レベルが無料で申し込めて、デジタルプライオリティパスも発行してもらえたので、スマホで気軽に空港のラウンジが利用できたのも良かったです。

▲世界で1200以上の空港ラウンジが利用できる

今回は使わなかったのですが、国際線の出発・帰国時の荷物を最大3個まで宅配してくれるのも、海外に行く機会が多い人にとってはありがたいサービスですね。また、旅行傷害保険は最高1.2億円で、国内旅行も旅行代金をラグジュアリーカードで支払えば、同額の補償が受けられるそうです。

なんといっても、今回のクルーズのように普通ではなかなかできない体験を案内してもらえるのは強みかもしれません。クレジットカードひとつで視野が広がるなんて驚きの体験。こういった視点でのカード選びもあるかもしれませんね。

 


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(取材・文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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