焚き火にマストな道具が合体!Fe★NEEDS「ブラスタートング」【アウトドア銘品図鑑】

■ロングサイズなので安心して使える

▼サイズ

組み立て不要。そのまま使える「ブラスタートング」。サイズは517×34×55mm。細身だからクルマのラゲッジにスッと収まりますが、長さがオーバー500mmなので、なかなかの存在感があります。焚き火アイテムは「どこに置いた? 誰か持っていってない?」と探しがちなので、これくらい存在感があるほうが安心感がありますね。

 

▼機能

1. トング、火かき棒

木のハンドルのそばに、小さなネジが付いています。収納時はネジを奥まで締めることでトングがピタッと閉じます。軽くゆるめれば、トングの角度は鋭角、めいっぱい緩めれば鈍角に開きます。つまり、細めの薪しかないような状況や手の小さな女性ならネジを軽くゆるめるだけでいいし、ゴツい薪を扱うときは大きく開くよう調整すればいいんです。

何よりも、このネジ部分にはバネが入っているのでトングの操作がとっても楽。

本体が鉄の角棒のため、太め・重めの薪を安定して持てます。トングがぶれて薪を落とすこともありません。

小枝だってこの通り。

先端が太いので繊細な作業は不向きかと思いましたが、本体が左右にぶれることがなく、その結果、細い小枝もキャッチできるんですね。

また、トングにしては太めの先端だし、コの字になっているから、熾きをとらえやすく、火かき棒としてもまずまず優秀です。

トングの外側にはチーク材が取り付けられています。その分、持ち手が太くなるのですが、500mmという長さとチーク材のおかげで安心して焚き火を操れます。

 

2. ファイヤーブラスター

焚き火は、息を吹き込むと炎が勢いよく立ち上ります。そのために使うファイヤーブラスターは「炎を操っている」感があり、たまりません。

息を吹き込む面は大きく広がっていて、唇が触れにくい形状なのも気が利いています。これならファミリーキャンプで「だって、お父さんが使ってたじゃん」と我が子から拒否されることを回避できるし、グループキャンプでは他の人に気軽に渡せます。

反対側はこんな感じ。見た目がゴツいのですが、穴はさほど大きくなく、ピンポイントに空気を送れます。

うれしいのは、トングの先端とブラスターの出口に距離があること。砂浜での焚き火ではついブラスターを砂に刺してしまいます。砂に指しても、距離があるので詰まりにくい! また、火かき棒として灰や熾きをいじっても詰まりにくいんですね。これはうれしい配慮です。

*  *  *

重量は800g。よくあるステンレス製で全長500mmのトングは300g程度ですから、見た目相応の重量感と言えるでしょう。ただし、一台三役と考えれば軽量だし、なによりも焚き火まわりがゴチャゴチャしません。これが何よりのメリットでしょう。

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(取材・文/大森弘恵)

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