画期的システムでバカ売れのモンベル「マルチ フォールディング テーブル」【アウトドア銘品図鑑】

モンベルは登山やカヌー、サイクリングなど幅広いアクティビティを支える総合アウトドアブランドで、近年はキャンプ用のギア開発も盛ん。中でも2019年のヒット作といえば、こちら!

「マルチ フォールディング テーブル」シリーズです。初期ロットは早々に完売、秋になるまで幻と呼ばれたテーブルです。

前モデルは2012年、アストロドームと同時に登場しているので、7年ぶりのモデルチェンジ。ハイスタンドのような脚に天板を広げて載せるというスタンダードなシステムのテーブルでした。

軽くて組み立て簡単、天板もメンテナンスがしやすかったのですが、ちょうど前モデルが発売された頃にキャンプシーンをガラリと変えたヘリノックスが登場したわけですから、時代は一気にロースタイル化が進んでおり、高さを変えられないのが少々残念でした。

新作のマルチ フォールディング テーブル シリーズは、スタンダード(幅約70cm)とワイド(幅約113cm)、天板の素材2種類(スチール天板/PVCターポリン、スチール天板/メラミン樹脂・グラスファイバー・ポリプロピレン)の4タイプがラインナップ。

いずれも、ありそうでなかった構造で高さを変える「ハイローザシステム」を搭載しており、モンベルの開発力を実感するテーブルに仕上がっています。

今回は「L.W.マルチ フォールディング テーブル ワイド」(1万7000円/税別)で、そのシステムについて検証してみました。

【次ページ】サイズから考えるとかなり軽量

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