フェザースティックの練習に2640円の「モーラナイフ」が鉄板な理由が分かりました

■握りやすく扱いやすい1本

モーラナイフは、スウェーデンのモーラ―地方の郊外で設立。創業は1891年ということなので、なんと来年創業130周年を迎える老舗。種類が豊富で、さまざまなタイプのナイフがラインナップされていますが、今回購入した「コンパニオン ヘビーデューティMG」は、コストパフォーマスの高い実用本位の1本です。

全長が約224mm、刃長が約104mm、ナイフ重量が約101g。本体とプラスチックのシース(さや)のセットです。

■手に吸い付くようなラバーグリップ

グリップはラバー製で、滑らないため力を入れやすくなっています。ただ、暑かったからか、若干ねっとり感があり、素手で握るとベタベタしました。

ハンドルは絶妙な太さと長さ、そしてなだらかな曲線構成で握りやすいのが特徴です。手が決して大きい方ではないのに吸い付くように握れます。親指をグリップに載せても、ぎゅっと掴んでも握りやすさに変わりはありません。

■入れやすく取り出しやすいプラスチック製のシース

一見なんの変哲もないプラスチック製のシースですが、ナイフを入れればカチッと収まり、親指を掛けられるポッチがあるため、ハンドルを握って親指でシースを押し下げれば簡単に取り出せます。当たり前のように使える作りに、実用品としての完成度が見られます。

今回選んだMG(ミリタリーグリーン)は、色もですが、ケースのなだらかな仕上げがなんとなくザクっぽくって好きです。

シースの背面にはフックがついており、ベルトに引っ掛けられます。

■刃厚約3.2mmで頑丈なブレード

刃厚は約3.2mmとリーズナブルなナイフの中では厚くて頑丈。ブレードはカーボンスチールで、切れ味は良好です。

コンパニオン ヘビーデューティは、フルタング(ハンドルの後ろまでブレードが貫通している構造)ではないですが、その名の通りヘビーデューティ。

刃が厚く耐久性があるため、針葉樹をバトニングで割るには問題ありません。

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