[Gear Maniax #番外編] 変態ライトがいっぱい!200回記念アクセスランキングTOP10

第5位 NITCORE「TM10K」

懐中電灯と言えば「円筒形」って誰が決めた? 常識を覆す形と明るさ、NITECORE「TM10K」。6灯のLEDを搭載したレンガのようなデザインのフラッシュライトです。MAX10000ルーメンのモンスターライト。明るさとコンパクトさを追及したタイニーシリーズの中でも異色のモデル。その箱型デザインは個性の塊です。

割と上級者向けのモデルであることは間違いありません。使いにくいわけではないのですが、操作方法については付属のマニュアルをしっかり読んだ方がいいでしょう。

ターボモードの10000ルーメンにどうしても目が行きますが、常時点灯で使える明るさと配光は実用性に富んでおり、ネタだけを狙ったライトではありません。何より、このサイズでこの明るさを出すために、相当凝ったつくりをしています。いかに熱を逃がし、効率的に点灯させるか。ターボモードで生じる熱と同様、技術者の熱量を感じられるモデルです。

>> [Gear Maniax #121] 小さな箱型の"モンスター"はやっぱり只者じゃなかった!

 

第4位 TEC ACCESSORIES「PRY BAR」

&GPの読者の皆様が「チタン好き」であることは編集部から聞いています。「その気」がなくても、「チタン」という言葉の付いたアイテムをチェックしてしまうのは男の子の性です。かくいう私がそうですから。

TEC ACCESSORIESは、アメリカンブランドのギア物が好きな人ならきっとご存じでは。EDC(Every Day Carry ※毎日持ち歩きたくなる)ツールを作るブランドです。

日本人はあまり鍵束に鍵以外のものを付けて持ち歩きませんが、海外、ことアメリカでは、どれだけハイセンスで機能的なものを持ち歩くかが、ひとつのステータスとなっています。中でもフラッシュライトと同様に携帯されているのがチタン製のパワーツールです。

日常から緊急事態まで使える「何か」です。どんな作業も専用のツールを使うことがベストです。しかし、それらを持っていなかったから、「何か」で代用するしかありません。その「何か」がこのパワーツールになります。

6mm厚の分厚いチタンプレートを削って作られたバーは、段ボールの開梱から、ペンキ缶の蓋を開けることまでできます。素手では開けづらいものに穴を開けたり、ガラスを割ったりなど用途はさまざまです。

困った状況に陥った時、「できない!」と嘆いたり諦めるのではなく、「何とかやってやる!」という精神がこういったツールには感じられます。思うに、こういうツールを身に着けることで、ユーザー自身の「考え方」や「対処方法」に柔軟性が生まれるのではないか、と考察しています。チタンという素材の魅力を遺憾なく発揮させたチタンプライバーです。

>> [Gear Maniax #140] 携帯しやすく雑に使えるチタン製パワーツール

 

第3位 ACEBEAM「X70」

偽りなき明るさ! その存在感はまさにラスボス級! ACEBEAM「X70」は、最大60000ルーメンのイカレた大砲系ライトです。誇張や揶揄ではありません。グラマラスなボディサイズとその明るさは他にはないモデルです。

1灯で数千ルーメンを出力できるCREE社のXHP70.2を12灯と、その中心に集光性に優れたXHP35 HIを搭載。しかも、照射システムは、レンズではなくリフレクター。正面からライトを覗くと、その美しく切削された造形に思わず見惚れてしまうかもしれません。

充電地を内蔵し、付属の12Vのシガープラグで充電します。つまり車載を想定したモデルでもあります。消防や警察などの車両への搭載を狙ったものか、いずれにしても一般人が犬の散歩に持ち歩くような代物ではありません。そういったオーバースペックな性能もマニアを惹きつける魅力かと思います。

「我が家のガーディアン(守護神)」として1本いかがでしょう。

>> [Gear Maniax #116] その明るさラスボス級!60000ルーメンってクレイジーすぎ!

 

第2位 NITECORE「i4000R」

ミリタリー・タクティカル系の四眼フラッシュライトが2位にランクイン。

NITECORE「i4000R」は、MAX4400ルーメンのタクティカルライトです。全長約16cm、ヘッド径32.6 mmの標準的なハンディライトながら、光源部に4灯のハイパワーLEDを搭載し、1灯では実現できない明るさを出力できます。

最大の特徴は「ストロボレディ」と呼ばれるスイッチ。メインスイッチとタクティカル専用のストロボスイッチを備えたデュアルスイッチシステムです。通常の常時点灯と、高速で瞬き相手の視界を瞬時に奪うストロボモードの両方をテール部に備え、ライトの持ち方を変えることなく、使い分けられます。

ひと昔前の「タクティカルライト」は、集光性の高い「輝度(眩しさ)」を売りにしたモデルが多かったのですが、集光性が高いということは「対象に当たり難い」ともいえます。日頃より訓練を行い、的確にライトを扱えるようなプロであればいいのですが、多くのユーザーは明るいライトを人に向けることはほとんどありません。万が一、防犯的な目的でライトを使う場合、相手の目や顔を狙ってライトを照射することは意外と難しいのです。

であれば、とにかくある一定方向に照射すれば、それだけで相手の視界を奪うだけの広く強烈な閃光となるライトの方が有用性は高い! そんな考え方が近年普及しています。この「i4000R」は、そんなコンセプトをもとに作られた最新のタクティカルライトの1つです。

>> [Gear Maniax #188] 50からいきなり4400ルーメン!巡回警備に最適仕様です

 

第1位 NITECORE「E4K」

栄えある1位は、コンパクトなボディながらMAX4400ルーメンを発揮するライト NITECORE「E4K」。このようなライトはたくさんありますが、明るさの振り幅がスゴい! 最も省エネの暗いモードで2ルーメン、最大は4400ルーメン。これをボディサイドの押しやすい大きなスイッチで瞬時に切り替えられます。これぞLEDライト。従来の白熱電球や、H.I.Dなどの放電系の光源では、ありえない素早い調光が可能です。

前面からみた4灯収まるLEDも只者ではない雰囲気があり、実にカッコいい。何より、ライトから発せられる濃密な拡散光は、懐中電灯として見やすく、実用性も高いと思います。

また、モンスター級の明るさでありながら、日常でも便利な使い方ができるのも高ポイントですね。付属するリチウムイオン充電池はUSB-Cで充電が可能であり、近年のトレンドに即したものです。常に新しく、斬新なデザインと技術を取り入れるNITECOREらしい1本ではないかと思います。

>> [Gear Maniax #183] 大砲並の明るさとわずか2ルーメンを併せ持つ実力派ライト

 

最後に、これを知っていればフラッシュライトの見方が変わる? 用語集をお届けします(編集部)。

 

【次ページ】フラッシュライト用語集、メーカー編と専門用語編

この記事のタイトルとURLをコピーする