使ってわかった「Google Pixel Watch」を買うべき5つの理由

【理由3】Fitbitのヘルスケア機能が使える!

Googleのアプリが使いやすいことも利点です。「Googleアシスタント」や「Googleマップ」「YouTube Music」などがプリインストールされていて、「Playストア」からWatchで使えるアプリをダウンロードして追加もできます。

▲「Googleマップ」アプリがプリインされていて、目的地までのナビ機能を利用可能

スマートウォッチに欠かせないヘルスケア機能は「Fitbit」の機能が使えます。Fitbitはスマートウォッチが普及する前から、健康管理に役立つウエアラブルデバイスを開発・製造しているメーカーですが、現在はグーグルの傘下にあります。Pixel Watchでは、Fitbitと同じ機能をそのまま使えるわけです。

▲Fitbitの機能を使うには「Fitbit」アプリが必要。これまでにFitbitのデバイスを使ったことがある人は、今まで使っていたFitbitのアカウントを引き続き利用できる

運動を記録する「Fitbit Exercise」は41種類のワークアウトの記録が可能。ランニング、ウォーク、サイクリングなど一般的なものから、インドアクライミング、カヌー、ヨガ、格闘技といったモードまで幅広く揃っています。モードを選択して、▶︎(スタート)をタップするだけで計測開始。運動を終えると、計測されたデータをPixel Watchの画面で確認でき、スマホの「Fitbit」アプリには、より詳細なデータが蓄積されます。

▲「Fitbit Exercise」からエクサイズのメニューを選んで、計測を開始する

▲距離、時間、消費カロリーなどの目標を設定して、到達したら通知されるようにすることも可能

▲ランニングやウォークを計測する場合は、自動でGPSが起動する

▲「Fitbit」アプリでは、ワークアウトの詳細なデータを確認できる

Pixel Watchには、心拍数センサー、血中酸素センサー、加速度計、高度計、ジャイロスコープなどが搭載されていて、運動中に自動でモニタリングされる仕組み。腕に着けたまま寝ると、睡眠をモニタリングして、睡眠の質を分析することもできます。

▲睡眠の質をチェックすることもできる

なお血中酸素センサーは、運動や睡眠のモニタリングに使われるようで、手動で血中酸素濃度を測定はできません。また「Fitbit 心電図」というアプリがプリインストールされていますが、日本では医療機器としての認可が取れていないとのことで使えません。それらを必要としないのであれば、機能としては十分と言えるでしょう。

▲「Fitbit 心電図」というアプリが入っているが利用できない

 

【理由4】Suicaが使える!

Google Pixel Watchは「Google Pay」に対応し、キャッシュレス決済も利用できます。電子マネーは「Suica」が使えて、クレジットカードとデビットカードはVisaとMastercardのタッチ決済に対応しています。

「Suica」は、スマホの「Google Pay」で使えるようにしておけば、それをPixel Watchに同期させて使える仕組みです。つまり、スマホとPixel Watchのどちらでも使えるわけですが、チャージはスマホでしかできません。また、Suica定期券も使えません。それでも、バッグからスマホを取り出すことなく、リーダーにPixel Watchを近づけるだけでピッと決済を済ませられるのは便利。

▲スマホの「Google Pay」アプリに「Suica」を追加し、「Google Pixel Watch」アプリで「Suica」をウォッチに追加すると使えるようになる

▲リーダーに近づけるだけで素早く決済が完了する

なお、スマホの「Google Pay」では「PASMO」「nanaco」「楽天Edy」などの電子マネーが使えますが、Pixel Watchで使えるのは「Suica」のみで、その他の電子マネーは対応していません。

筆者はタッチ決済対応の三井住友カード(VISA)を持っているので、それもPixel Watchへの同期を試してみましたが、設定できませんでした。後でGoogle Payのヘルプページを参照すると、三井住友カードは「現在、スマートウォッチでのVISAタッチ決済はサポートしていません」と書かれていました。カードのタッチ決済を使いたい場合は、事前に調べておきましょう。

 

【次ページ】4G LTEモデルはスマホがなくてもできることが多い

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