米軍海兵隊・爆発物処理班の要望で作られたワイルドでコンパクトな鋼板マルチツール

▲切り出しナイフのようにも見えますが、刃は付いていません

全長165mm、幅27mm、厚み4mm。素材は炭素鋼材。特に特殊な鋼材ではなさそうです。重さは約114g。サイズ、重さとも9cmブレードのナイフと同程度だと思います。先端と片側がベベル状の加工がされていますが刃は付いていません。

▲もちろんバトニングに使えます

ナイフやナタを充てて打ち込んで薪割りをするバトニングですが、ROGAN「MUTT Compact」でも問題なく行えました。刃物、特にナイフでバトニングすることは便利で手軽な反面、刃を痛める可能性があります。どんなに強靭な素材であっても刃が欠ける可能性はあります。ただ薪を割るだけであれば切れる刃は必要ありません。

▲こじる、突き刺すも得意

傷んだ木柄からクサビを抜いて先端部を抜くなどのラフな使い方もできます。ナイフの先端でもできなくはないのですが、したくないですよでよね? ナイフは可能な限り切る仕事に専念させたいのです。

▲土を掘る。罠を仕掛ける時にも使ってます

スコップがあればそれで良い。しかし、持っていなかったら何で掘るのか? ナイフでも掘れますが、石や砂礫がある地面では刃が欠ける可能性がある。やはりナイフは使いたくない。そんな時にも使えます。

▲金属にも穴が開けられます

丈夫な炭素鋼材なので、金属の切断、突貫力に優れます。蚤(ノミ)を使うようにエンドの部分をハンマーで叩けば、薄い金属であれば穴を開けることも可能です。こんなラフな使い方もできるわけです。

▲同じステンレス鋼材でも薄ければ叩き切れます

切るんじゃない、叩き切るんだ! 実際に使用すると痛快です。ツールをラフに扱うことは好ましいことではないと思う人もいるかもしれませんが、このツールに限って言えば、どれだけラフに扱えるか試したくなります。

▲コンパクトなので携帯しやすい

全長は16cm程度なので携帯性は充分。刃が付いておらず安全なのでユーザーは様々な心配をすることなく扱えます。これは結構重要なファクターだと思っています。

*  *  *

このアイテムの特徴はいずれもナイフで代用可能なものばかり。しかし、逆に考えてほしい。ナイフは切ることを目的にしたツールです。それ以外のラフな仕事はこんなツールに任せてもいいのではないでしょうか。無骨で頑丈、ただそれだけ。これぞ男前なマルチツールです。

>> [連載]男前マルチツールの世界

<取材・文/GOL

GOL|現在、東京近郊の山村と都会で二拠点生活をしています。ライター業がメインですが、地方の魅力発信にも力を入れています。実地でのレビューがしやすい環境を活かしてアイテムを紹介していきます。

 

 

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