【趣味のためのクルマ選び】荷物積むなら“BOSEナシ”が正解!マツダ CX-3

マツダ「CX-3」を街で見かけると、「オッ!」と思い、目で追ってしまいます。

なんというか、マツダデザインのいいところが「ギュウウウゥゥ」と凝縮されたような、小気味いいコンパクトSUVですね! 5ドアハッチの「デミオ」も、スポーティで魅力的なルックスの持ち主ですが、「どうせコンパクトカーを買うなら、CX-3を…」と考えている人も多いのではないでしょうか?

マツダ CX-3

かつては“クロカン”とか“オフローダー”、はたまた“ヨンク”なんて総称されていたカテゴリーが、昨今では“SUV”という呼び名ですっかり定着しました。個々のモデルの成り立ちや用途、メカニズムを考慮せずに、十把一絡げにSUVとくくることに、抵抗を覚える方がいるかもしれませんが、そこはそれ。商品は生き物ですから…。

比較的大型のモデルから始まったSUV市場の激戦区は、次第にダウンサイジングしていって、最近では“コンパクトSUV”が最もアツい分野となっています。結果的に、主要メーカーはSUVをフルラインナップそろえることになりました。

先日、メルセデス・ベンツは、SUV系モデルを表す「GL」に、伝統的なヒエラルヒーの記号、C、E、Sを加えるネーミングを採用しました。セダンやワゴンと並んで、SUVという車型が、一般化かつ固定化した象徴的な出来事といえましょう。

ターゲットユーザーは異なれど、広島の自動車メーカーも、今回採り上げるCX-3に加え、「CX-4」(中国市場向け)、「CX-5」、「CX-9」(北米・豪州市場など向け)と、いち早くラインアップを充実させています。

デミオのSUV版たるCX-3は、全車ディーゼルエンジンを搭載という、尖った構成を採っています。フロントに搭載するのは、“ナチュラル・サウンド・スムーザー”をイの一番に装備して、ディーゼルらしからぬスムーズで静かなフィールを実現した1.5リッターのディーゼルターボ(105馬力/27.5kg-m)。組み合わされるトランスミッションは、6速ATに加え、同じ価格で3ペダル式の6速MTも用意されます!

マツダ CX-3

駆動方式は、FF(前輪駆動)と、軽量&高効率がジマンの“i-ACTIV AWD”こと4輪駆動から選べます。CX-3は、単なるエントリーSUVではなく、マツダの心意気を示す“ショーケース”としての役割も担っているのです。

特にクルママニアならずとも、時代の空気に敏感な人なら、「CX-3を日常のアシに、そして、休日には趣味の道具にできないか?」と検討することもあるでしょう。デミオのディーゼルモデルが178万2000円から提供されるのに対し、SUV版たるCX-3は、最廉価の「XD」(FF)でも237万6000円。コンパクトモデルとしては、ちょっとたじろぐ(!?)価格差ですが、おかげで、良くも悪くも、ある程度の希少性が担保されそうです。

■“BOSE付き”の荷室床下は(ほぼ)ウーハー置き場だった…

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