iPhone 7に向く人、iPhone SEに向く人の見分け方

最後に、3つの機能の差をチェックしましょう。

1)Apple PayのSuica

まず、Apple Payで「Suica」やクレジットカードの店頭支払いを利用できるのはiPhone 7だけ。iPhone SEにはFeliCaチップが搭載されていないので、こうした使い方をしたい人には適していません。

 

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店頭でリーダーに当てて”ピッ”と決済できるのはiPhone 7のみ

 

「Apple Pay」には、iPhone SEも対応していますが、ネットショッピングなどでのオンライン決済のみに限られます。

 

2)耐水性能

続いて、耐水性能について。iPhone 7はIP67等級の耐水性能を備えます。もし水没させてしまっても故障のリスクが非常に低いため、水回りで使っても安心です。

 

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iPhone 7には耐水性能がある

 

3)3D touch

iPhone 7は、画面を押し込むようにする「3D touch」操作に対応しています。iPhone SEでは利用できません。

 

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例えば「Safari」のアイコンをプッシュすると、iPhone 7では各機能へのショートカットが表示される

 

3D touchは、文字入力の位置を調整したり、アプリの特定の機能を素早く起動したりできるので、慣れてくると非常に便利です。

 

■価格はiPhone SEの方が安い

端末価格は、iPhone 7が7万円台~、iPhone SEが4万円台~。コスパの高さではiPhone SEがやや優位です。

 

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執筆時点でのApple Store(オンライン)における両機の価格(表示は税抜)。なお、iPhone 7のジェットブラックについては、32GBは選択できず、128GBと256GBのみ

 

ただし、キャリアで旧端末の下取りなどを利用して購入する場合には、iPhone 7の実質負担金額もかなり安くなります。

 

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NTTドコモのサイトより、iPhone 7の実質負担額イメージ

 

■まとめ

iPhone 7に向いているのはこんな人

●横画面で動画を視聴する機会が多く、本体のスピーカーをよく利用する
●カメラで頻繁に動画を撮影する。暗所でも明るく撮影したい
●iPhone単体で「Suica」を使ってみたい
●水回りや屋外で使用することが多い
●キャリアのキャンペーンを利用して安く購入するつもり

 

iPhone SEに向いているのはこんな人

●手が小さいため、iPhone 6や6sだと持ちづらく感じたことがある
●カード収納ポケット付きのケースにSuicaを入れる予定。または「Apple Watch Series 2」を購入する予定
●SIMフリーで購入して、格安SIMに挑戦しようと思っている

 


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(文/井上 晃

いのうえあきら/ライター

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。

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