高級キャンピングカーは極上の“移動ホテル”だ!【特集「Go Nature!」】

【憧れのハイエンドキャンピングカー】

キャンピングカーも一般的なクルマと同じように、大きさや仕様の異なるクルマが存在する。国内ではまだまだ少数派だが、ヨーロッパの最高級クラスのキャンピングカーも購入できるのだ。

そこで、今注目を集めているヨーロピアンスタイルの高級キャンピングカーブランドで先の「ハイマー」に比肩する「アドリア」「デスレフ」を紹介する。

▼業界最先端の生産設備を誇る工場から生まれた革新的デザイン

ADRIA
「SONIC SUPREME710 SL」(1563万8400円~)

文化の交流点ともいわれるスロベニアに工場を構え、ヨーロッパ基準の高品質なキャンピングカーを製造するアドリア。その技術力と品質へのこだわりが高い評価を得ている。ソニックは、同社のモーターホームの中でも最高ランクに位置するモデルだ。

【SPEC】
・ベース車両:フィアットデュカト
・エンジン:2.3Lディーゼルターボ
・最高出力:180ps
・駆動方式:2WD
・乗車定員:5名/就寝人数:5名
・全長×全幅×全高:7520×2320×2960mm

シリーズトップクラスの豪華なインテリア。落ち着きのあるシンフォニーホワイトを基調としたインテリアは、テキスタイルをオーナーがチョイス可能。ライティングなど、落ち着きのある室内空間を追求した設計が魅力的。

 

▼より使いやすく、より快適に安全性を重視したクルマ作り

DETHLEFFS
「Esprit I7150-2 EB」(1730万4000円~)

デスレフはドイツ屈指のキャンピングカーメーカーで、360度全方向ビューモニターを早い段階から導入するなど、安全性を重視。エスプリは全長7.6mの低重心スタイルで、しなやかな走りのために前後にエアサスを搭載している。

【SPEC】
・ベース車両:フィアットデュカト
・エンジン:2.3Lディーゼルターボ
・最大トルク:40.8kgf・m
・最高出力:177ps
・駆動方式:2WD
・乗車定員:5名/就寝人数:4名
・全長×全幅×全高:7600×2330×2990mm

明るいクリーム色のキャビネットに落ち着いた色合いの家具がアクセントとなる。ベージュ色の本皮シートがさらにエレガントな空間を演出。広々としたキッチンには大型冷蔵庫を設置するなど、快適な設備が整っている。

 

<大きなキャンピングカーも普通免許で運転できる!>

「キャンピングカーは普通免許では運転できない」と勘違いしている人も少なくない。しかし、実はほとんどのキャンピングカーは普通免許で運転できる。基準となるのは、乗車定員と車両総重量。乗車定員は10人以下となるが、乗車定員11名以上のキャンピングカーはほとんどない。

車両総重量は、免許証に記されている8t、5t、3.5tの各範囲であれば運転できる。3.5tとなっているのは2010年3月以降に免許を取った人だから、多くの人が普通免許でほとんどのキャンピングカーを運転できるということ。マイクロバスのサイズであっても、キャンピングカーなら普通免許で運転できるのだ。

>> 【特集「Go Nature!」】

本記事の内容はGoodsPress5月42-47ページに掲載されています

 


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(文/渡辺圭史 写真/秋元栄二郎)

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