ガンダムグッズで膨らむ新作3作品への期待感【ガンダムMSデザイン40年史】

■期待値が高い3つの『ガンダム』

ガンダム作品の中でもガンプラを題材にしているのが、『ガンダムビルドシリーズ』だ。“ガンダムビルド” の名が付く作品は過去に3作品放送されている。今回用意してもらったのはそれぞれの主役機キットだ。

「これまでのガンダム作品に登場したさまざまなMSを、ガンプラとしてゴチャマゼに楽しめるのは、同シリーズの魅力ですよね。それに、あまりメジャーではないMSを題材にした機体も登場するのも楽しみのひとつ。久しぶりにそのガンプラを作ろうというきっかけにもなります。それと、劇中に登場する “リメイク” した機体が、次々にガンプラ化され、懐かしいキットが最新技術で商品化されるのも、ガンダムファンにはうれしいところ。それをきっかけに、ベースとなったMSがガンプラ化されることも少なくありません。そういったことも期待しながら、新作を楽しむのもいいでしょう」

デフォルメされたMSが活躍するSDガンダムも、ガンプラのひとつ。新作の制作が予定されている『SDガンダムワールド三国創傑伝』の商品が、東京・台場の「ガンダムベース東京」でいち早く発売され、売り切れになるほどの人気を博している。

「G作戦」での取り扱いはないが、今回、小西さんに制作を依頼。SDガンダムのキットとしての進化を実感されたそうだ。

「以前のSDガンダムのキットに比べて、色分けされたパーツが多く、シールを使う箇所が少なくなりました。その分、完成した時のおもちゃっぽさはありません。以前にも三国志を題材にしたSDガンダムが出ていますし、それを知っているファンとの交流を、この機会にはかってみてはいかがでしょうか」

40周年プロジェクトの作品で、劇中に登場するMSの関連商品がほとんどないのが『機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ』だ。原作小説の発売から約30年、映像化されなかったことが、理由のひとつだろう。来冬の劇場版公開で、商品展開が充実することを小西さんは期待している。

「これまでリリースされたのは、当店でも扱っている食玩の『ユニバーサルユニット』シリーズや、完成品フィギュアの『ROBOT魂』くらいのもの。初のガンプラが待ち遠しいですね。劇中では、MSが大型化しているという設定なので、ガンプラ化した時のサイズ感も楽しみのひとつ。それと物語の中心となるΞ(クスィー)ガンダムとペーネロペーは兄弟機という設定なので、一部パーツが共通になっているのかどうかも気になるところです」

 

メモリアル作品03:ガンダム『ビルドシリーズ新作』

TVアニメの『ガンダムビルドファイターズ』(2013年10月~2014年10月)、『ガンダムビルドファイターズトライ』(2014年10月~2015年4月)、『ガンダムビルドダイバーズ』(2018年4月~9月)に続く最新作が制作中。MSに乗り込んだかのように、自ら製作したガンプラを操縦して戦う “ガンプラバトル” と、熱い人間ドラマが同シリーズの魅力だ。

メモリアル作品04:『SDガンダムワールド 三国創傑伝』

三国志の武将に扮する、デフォルメされたSDガンダムのキャラが多数登場。 舞台は、大戦争が繰り返されて大地は瓦礫の山となり、黄化ウイルスの蔓延によって感染者が増えるなど、希望の見えない時代。過酷な世界を救うため、劉備ユニコーンガンダム、関羽ニューガンダム、張飛ゴッドガンダムが立ち上がるのであった。

メモリアル作品05:『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』

来冬の公開を目指して制作が進む、ガンダムファン待望の映像作品。 主人公はハサウェイ・ノアで、歴代ガンダム作品に幾度となく登場しているブライト・ノアの息子。第二次ネオ・ジオン戦争から12年後のU.C.0105年を舞台に、ハサウェイ・ノア率いる秘密結社マフティーが、地球連邦軍への戦闘を開始する。

 

▼ガンダムグッズ専門SHOP「G作戦」

閑静な住宅街に居を構えるホビー専門店。ガンプラやROBOT 魂をはじめ取り扱うガンダム関連商品は多彩だ。ウェブサイトは本店(www. g-sakusen.com)の他、楽天市場とYahoo!ショッピングでも展開中。

住所:東京都世田谷祖師谷5-9-8
営業時間:平日10:00~19:00
休日:毎週日曜日、祝祭日およびお盆・年末年始

>> 特集:ガンダムMSデザイン40年史

© 創通・サンライズ
本記事の内容はGoodsPress6月号102-103ページに掲載されています

 


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(取材・文/桑木貴章<メガロマニア> 写真/下城英悟 インタニア 園田昭彦)

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