いま注目のメイド・イン・ジャパン 2ブランド【この冬買いたいMade in JAPANウォッチ】

■ジャパン・クオリティを日本、そして世界へ

knot(ノット)は、2014年3月にスタートした日本発のウォッチブランド。「メイド・イン・ジャパンの、そして高品質なジャパン・クオリティの腕時計を、誰にでも手が届くリーズナブルな価格で」がコンセプト。

▲Makerʼs Watch Knot ギャラリーショップ吉祥寺。Tシャツやスニーカーを選ぶようにケースやストラップの実物に触れて選べる、フラッグシップショップ。吉祥寺を含め全国に10店舗。さらに海外にも5店舗ある

複雑だった時計流通をゼロから見直し、ケースやストラップなどを製造工場とダイレクトに交渉して発注。これにより、作り手の情熱とこだわりが反映されたストーリーのあるメイド・イン・ジャパン腕時計を、1万円台からという時計界の常識を破る魅力的な価格で実現。

最低でも30万円以上の価格が当たり前。そんなスイス製高級時計を中心にした時計ブームとは無縁だが「無理しないでも楽しめる良い腕時計が欲しい」と思っていた人々の心を捉えて、圧倒的な支持を得ている。

オンラインショップや全国11カ所にあるギャラリーショップでは、時計本体は1万5400円から、さまざまなケースやデザインのストラップも3300円から選び、2万通り以上の組み合わせの中から自分の好みに合わせてカスタムオーダーが可能。

搭載される時を刻むムーブメントもクォーツからソーラー駆動クォーツ、こだわりの機械式、機械式クロノグラフまで多彩。もちろんすべて高精度で高品質のメイド・イン・ジャパンだ。ストラップもすべて日本製。自分の手で簡単に交換できるので、購入後もストラップだけ追加で購入すれば気分に合わせて付け替えられ、1本の時計をさまざまなスタイルで楽しめる。

オンラインショップにはそんなスタイリング例も豊富に掲載。代表の遠藤弘満さんは、それまで北欧の時計ブランドの輸入販売を手がけ、シンプルでクールなデザインの時計を日本で大ヒットさせた人。しかし、そのブランドが大手時計ブランドに買収され、失意の中でこのコンセプトを発案、自ら時計作りに乗り出した。

▲「時計をもっと楽しんでほしい」と、代表の遠藤弘満さん

「今の消費者は賢くて、騙すことなどできません。SNSなどを使って情報を収集して、まじめなモノ作りが改めて再評価される時代が来ている。だから、これからもグッドプライスにこだわりたい」と遠藤さん。

 

■AUTOMATIC 2020 LIMITED EDITION(オートマチック 2020 リミテッドエディション)

どちらも、日本が誇るムーブメントメーカーの28800振動/時のハイビート(高振動)ムーブメントを、福島の林精器が製造するザラツ研磨を施したケースに搭載。文字盤までオールシルバー。好きなストラップとの組み合わせで購入できる。

 

▼「クロノグラフ ATC-40SVSV」(11万円 初回生産200本)

SII製の機械式クロノグラフムーブメント「キャリバー NE88」を搭載。通常モデルでは省かれていた、時速算出用のタキメーター目盛をケースのベゼルに刻印。またケース下側、ラグの間にはシリアルナンバーも刻印される。自動巻き+手巻き。SSケース。ケース径40mm。10気圧防水。※ストラップは別売

 

▼「オートマチック AT-38SVSV」(5万5000円 初回生産300本)

MIYOTA製の機械式ムーブメント「キャリバー9015」を搭載する3針カレンダー付きモデル。クロノグラフモデルと同様のオールシルバー仕上げで、ケース下側、ラグの間にはシリアルナンバーも刻印。自動巻き+手巻き。SSケース。 ケース径38mm。 5気圧防水。※ストラップは別売

 

>> 【特集】この冬買いたいMade in JAPANウォッチ

本記事の内容はGoodsPress1.2月合併号102-103ページに掲載されています

 


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(取材・文/渋谷ヤスヒト 写真/江藤義典)

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