G-SHOCKの新たな世界を切り開くキーワード「FUNCTION」【G-SHOCK最新モデルの魅力】

■初めて光学式心拍計とGPSの両方を採用した「G-SQUAD」

DNAである耐衝撃構造や多彩な表現を探求するデザインに加え、機能の面でも新たな世界を開拓し続けてきたG-SHOCK。2020年はついに本格的なワークアウト分野にも進出し、トレーニングギアとしての存在感も際立ってきた。

2017年誕生のスポーツライン「G-SQUAD」は、歩行や走行のペースを計測できる3軸加速度センサーを搭載。スマホアプリを使って、歩数や消費カロリーをチェックする機能も備える。

その最新作「GBD-H1000」は、G-SHOCKでは初めて光学式心拍計とGPSを同時に搭載した。専用アプリとの連携で、心拍数や走行速度、移動軌跡などのデータを管理でき、運動強度の目安となる最大酸素摂取量「VO2max」の計測にも対応。自分のアスリート能力を探究したい人に向けた本格モデルへと進化した。

もちろんG-SHOCKならではの防水性や耐衝撃性は保つことが前提。それゆえに「設計が難しかった」とカシオ計算機・商品企画の牛山和人さんは開発を振り返る。

「設計担当は、20気圧という防水性能を保ちつつ、心拍計となる光学式センサーやUSB充電端子を裏側に備えるために、構造の開発に苦労しました」

多機能を内蔵しつつ、運動時に手首にフィットするサイズを保つことも難しく、デザインと設計の担当が何度も協議を重ねた。他のモデル同様に「GBD-H1000」も苦労の末に生まれた時計。スポーツの分野でも、G-SHOCKらしい優れた機能性を発揮してくれるはずだ。

■多彩な計測機能を搭載して本格ワークアウトに対応

「G-SHOCK GBD-H1000-4JR」(5万5000円)

GLONASS、みちびき対応のGPSと、心拍、圧力など5種のセンサーを搭載し、運動をモニタリングして多彩なデータを計測できる。 Bluetooth LEに対応、スマホアプリとの連携でデータを管理できる。ケースサイズW63×H55mm、20気圧防水。

▼シーンを問わず頼れる充実機能

▲裏面に配置した光学式センサーは、 LED光を手首に照射して、血管の血流量の変化を感知。心拍数を正確に測定でき、運動強度のリアルタイム計測にも役立つ

▲高精細、高コントラストのMIP液晶を採用。屋外でも見やすく、各種計測データの視認性も高い。腕を傾けると自動点灯する高輝度LEDライトも内蔵する

▲心拍センサーに加えて、方位、高度、気圧、温度を計測する小型センサーも搭載。方位や高度情報は、GPSによる距離計測の精度向上にも貢献する

▲充電はソーラー充電とUSB端子での充電に対応し、使い方に合わせて選べる。USBなら約2.5時間でトレーニング機能を最大約14時間連続で使用できる

 

▼ワークアウトに役立つ専用アプリ

▲マラソン大会や健康増進など、目的ごとにトレーニングプランを設定可能。心拍ゾーンや走行時間などを表示し、心拍ゾーンは時計に送って指標にできる

▲計測データは、トレーニング履歴としてアクティビティごとに一覧表示。走行距離や時間、ペース、消費カロリーのほか、移動軌跡も地図上に表示する

▲時計で計測したデータをアプリ上に見やすく表示して管理。VO2maxやトレーニングステータスの変化を確認でき、今後の対策などに活用できる

 

■サポート機能が充実したスポーツモデル

▼トレーニングに役立つ計測機能が充実

「G-SHOCK GBD-100-1A7JF」(2万2000円)

歩数、カロリー、インターバルタイマー計測に対応した「G-SQUAD」の新作。スマホのGPSと連携して正確な移動距離を計測可能。ケースサイズ58.2×49.3mm、20気圧防水

▲スマホとはBluetoothで連携でき、自動時刻修正やメール、通話の着信通知にも対応する

 

▼世界の海で頼りになるスクエアモデル

「G-SHOCK GBX-100-2JF」(2万4200円)

エクストリームスポーツライン「G-LIDE」の新モデル。走行距離やペースに加え、タイドグラフやムーンデータも計測できる。ケースサイズ50.9×46mm、20気圧防水

▲高精細なMIP液晶で、数値とグラフィックを合わせた情報を表示。潮汐なども確認しやすい

 

>> 特集】G-SHOCK最新モデルの魅力

※2020年5月6日発売「GoodsPress」6.7月合併号掲載記事をもとに構成しています 

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取材・文/高橋智 写真/江藤義典

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