映画やアニメで見たことあるかも。ジブリの世界観を醸し出す世界の名車5台【オートモビルカウンシル2026】

■フィアット アバルト750 レコルド エンデューロ ピニンファリーナ(1957年)

今年のAUTOMOBILE COUNCILでの主催者企画のテーマは「Designed by ピニンファリーナ」。ランチア ベータ モンテカルロやフェラーリ 250 GT SWBなど往年の名車と並び、異彩を放つクルマが展示されていました。それがアバルト「750」です。

これはアバルトが1957年に速度記録に挑み、新記録を樹立したモデル。ボディ製作を担当したのがピニンファリーナでした。このフォルムはトリノ工科大学での風洞実験を経て誕生したもので、セルジョ・ピニンファリーナが「後のピニンファリーナ・デザインの礎になった」と語ったという逸話が残っているそう。

速度記録樹立という偉業を成し遂げたクルマからは、先人が思い描いた“未来”の姿まで伝わってきます。空気を味方につけ、風に乗って遥か彼方まで飛んでいけるようなスタイルは、記録だけでなく夢も詰まっていると感じます。

 

■アルヴィス 12/50 FWD“Le Mans”(1928年)

アルヴィス・カー・アンド・エンジニアリング・カンパニー・リミテッドは、1919年に創業したイギリスの高級自動車メーカー。アルヴィス 4.3リットル、アルヴィス 3リットルなどを世に送り出しました。1967年に量産車の生産を停止しましたが、現在は当時の図面と熟練の職人技により、コンティニュエーションシリーズとしてかつてのクルマを新車としてハンドメイド生産しています。

アルヴィス 12/50は1923年にデビュー。1496ccのOHV4気筒エンジンを搭載。1928年のル・マン24時間耐久レース 1500ccクラスにおいてワンツーフィニッシュを飾りました。展示車両は41台製造された2シーター“ル・マン” で、現存している9台のうちの1台だといいます。

この年代のクルマが醸し出す、威厳に溢れたスタイル。王道クラシックカーの世界は一般の人は近寄りがたい雲の上の存在で、映画などでしか観ることができないもの。そんなクルマに出合えるのも「オートモビルカウンシル」の魅力です。

>> 明治産業株式会社

 

■MVアグスタ 750スポーツ(1973年)

1923年に航空機の生産と整備を行う会社としてアグスタを設立。戦後はオートバイ生産を主力にしたイタリアメーカー、MVアグスタ。1948年から1976年まで、ロードレースの世界で活躍。一時はブランドが解散していましたが、1997年に復活しました。

「オートモビルカウンシル2026」の会場には、2台のMVアグスタが展示されていました。この750スポーツは1970年に登場したモデル。展示車両は1973年式で2600万円のプライスタグが付けられていました。カウルレスの流麗なスタイルは、ノスタルジックなイタリアンレーサーの雰囲気。こういうバイクで旅するのは気持ち良さそうです。

>> AUTO PRESTIGE

 

>> AUTOMOBILE COUNCIL

<取材・文/高橋 満(ブリッジマン)

高橋 満|求人誌、中古車雑誌の編集部を経て、1999年からフリーの編集者/ライターとして活動。自動車、音楽、アウトドアなどジャンルを問わず執筆。人物インタビューも得意としている。コンテンツ制作会社「ブリッジマン」の代表として、さまざまな企業のPRも担当。

 

 

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