いまいち分かりづらい「スマホ決済」の基本と主な5サービスを比較&解説!

2.「楽天ペイ」…楽天会員なら使わない手はない!

「楽天ペイ」は楽天が提供するスマホ決済アプリ。インストール後、楽天会員に登録(すでに会員の場合は楽天IDでログイン)して利用します。決済方法は、登録したクレジットカードからの引き落としのみ。Visa、MasterCard、楽天カードで発行したJCBとAmerican Expressが登録できます。対応するカード会社が他の決済サービスより多いのが特徴です。

また、楽天キャッシュ(オンライン電子マネー)、楽天Edyからも支払えます。楽天キャッシュは楽天ペイからチャージを行う仕組み。他の楽天会員への送金機能もあります。

▲楽天キャッシュには登録しているクレジットカードからチャージする

最大の魅力は、楽天スーパーポイントが貯まること。通常200円ごとに1ポイントが付与されますが、決済に楽天カードを使うと、さらに100円ごとに1ポイントが付与され、合わせて1.5%のポイントが貯まります。

▲楽天カードならポイントの二重取りが可能

支払い方法は、コード読み取り(QR読み取り/コード表示)のほか、支払い先の店舗を選択し金額を入力する「セルフ」に対応。支払いは1回につき50万円を上限としています(上限額は楽天IDの会員ランクにより異なり、詳細な金額は非公表)。

▲楽天ペイ独自の「セルフ」

<支払い可能な店舗>
・ローソン
・ファミリーマート
・松屋
・メガネスーパー
・ジュンク堂書店など
・無印良品(オンラインストア)
・東急百貨店オンラインショッピング
・TOHO CINEMAS(オンライン)など

なお、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ポプラでは1回の支払いの上限が4000円に設定されており、1日の支払い上限額も同じく4000円となっています。

もちろん、貯まったポイントは支払いに使えます。他の楽天サービスで得た期間限定ポイントの消費にも便利なので、楽天会員ならかなりお得な決済サービスと言えるでしょう。

 

3.「メルペイ」…メルカリとの連携が強み!

「メルペイ」は、メルカリとの連携が一番の強み。メルカリユーザーなら、アプリ内の「メルペイ」タブからすぐに始められ、メルカリの売り上げを決済に使えます。支払いはコード読み取り(QR読み取り/コード表示)に加えて、スマホをかざして支払うiDに対応。さらに、iOSならWalletに追加できるので、自分に合った方法が選べます。

▲スマホをかざして支払える

売り上げを使うには「ポイント」を購入する必要があります(購入は1円=1ポイント、メルペイでの決済時も同じく1ポイント=1円)。ただし、銀行口座を登録すればポイント購入は不要。また、売り上げを現金化する際の振込申請期限がなくなります。

▲ホーム画面から簡単にチャージできる。残高はメルカリの商品購入にも使える

登録した銀行口座からは、残高へのチャージができます。登録できるのは、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行など全国40の銀行。チャージは1回につき1000円を最低額とし、1日20万円を上限としています。なお、残高の上限額は100万円です。

すでにメルカリアプリで銀行口座を登録していれば、口座をメルペイと連携するだけで利用できます。

<支払い可能な店舗>
・セブンイレブン
・マクドナルド
・ガスト
・イオンなど

2019年2月にスタートしたばかりですが、すでに全国約80万か所で利用でき、コード決済も今後は45万か所にまで拡大していくとのこと。利用できる場所の多さも強みになりそうです。

▲クーポンも配布される

 

【次ページ】話題のPayPayは利用可能店舗の多さが魅力

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