ライカ製ダブルレンズがさらに進化! HUAWEI P10/P10 Plus 発売!

◼︎ライカならではのポートレートモードを新搭載!

今夏のスマホ市場で大きな話題となりそうなのが「HUAWEI P10」と「HUAWEI P10 Plus」。ドイツの老舗カメラメーカー・ライカと共同開発したダブルレンズを搭載し、昨年、世界的なヒットを記録した「HUAWEI P9/P9 Plus」の後継モデルです。日本では、大画面のP9 Plusは発売されませんでしたが、P10は「Plus」も発売され、2つの画面サイズが選ぶことができます。

HUAWEI P10は、5.1インチのフルHD(1920×1080ドット)ディスプレイを搭載。最大2.4GHzのオクタコアCPU、4GBのRAMを搭載するハイエンドモデルです。一方、HUAWEI P10 Plusは、5.5インチの2K(2560×1440ドット)ディスプレイを搭載。CPUとRAMのスペックはP10と同じで、基本的な機能やプリインアプリも共通しています。

▲HUAWEI P10は5.1インチのHDディスプレイ、HUAWEI P10 Plusは5.5インチの2Kディスプレイを搭載

両モデルのセールスポイントは、もちろんライカ製のレンズ。前モデルHUAWEI P9は背面のダブルレンズだけがライカ製でしたが、P10ではインカメラのレンズもライカ製となり、セルフィーもライカならではの味のある画質で楽しめるように進化しています。

なお、背面カメラ用のダブルレンズはP10とP10 Plusで性能に差があります。P10には、第2世代の「Leica SUMMARIT-H」(F2.2)が搭載されているのに対して、P10 Plusには、第2世代でなおかつ“Pro版”の「Leica SUMMILUX-H」(F1.8)というレンズが採用されています。画像センサーはどらちも1200万画素とRGBセンサーと2000万画素のモノクロセンサーで、光学手ブレ補正、2倍ハイブリッド・ズームといった共通の機能を備えていますが、暗い場所での撮影能力や細かい描写力ではP10 Plusに軍配が上がります。

▲HUAWEI P10 Plusは、F値1.8の「SUMMILUX-H」レンズを搭載

▲ライカカメラジャパン・リテール統括部長の岩佐 浩氏も登壇

▲HUAWEI P10は横幅が約69.3mmという持ちやすいサイズ感も魅力。ディスプレイの下にナビゲーションキーとしても使える指紋センサーを搭載

両モデルともに、ライカの監修による「ポートレートモード」が追加されました。人物を撮影する際に、被写体の顔を立体的に認識し、単なる美肌補正や背景ボケだけでなく、人物が際立つような絵作りが行われる機能です。発表会では、取材陣が被写体となり、その画質を確かめられるデモも行われました。筆者も試してみましたが、スマホカメラの画質はここまで来たのか! と驚かされました。

▲ポートレートモードのデモ会場で撮ってもらった写真

▲ポートレードモードはモノクロ撮影時にも使える

HUAWEI P10は3200mAh、P10 Plusは3750mAhという大容量バッテリーを内蔵していることもアドバンテージ。価格はP10は6万5800円(税別)で、P10 Plusは7万2800円(税別)と予告されています。

▲HUAWEI P10カラバリは、プレステージゴールド、ミスティックシルバー、ダズリングブルー(Pantone社とのコラボカラー)、グラファイトブラックの4色

▲HUAWEI P10 Plusのカラバリは、ダズリングゴールド、グリーナリー(Pantone社とのコラボカラー)の2色

 

◼︎コスパが良すぎる「HUAWEI P10 lite」も登場!

日本でもロングセラーを続けるHUAWEI P9 liteの後継モデル「HUAWEI P10 lite」も同時に発売されます。5.2インチのフルHD(1920×1080ドット)ディスプレイを搭載したモデルで、価格は2万9980円(税別)。されど、最大2.1GHzのオクタコアCPU、3GBのRAMを搭載するハイミドル仕様で、前面と背面の両方にガラスパネルを用いるなどリッチな質感に仕上がっています。

▲シンプルなデザインながら、エッジ部に2.5D曲面加工を施すなど、持ちやすさにも配慮されている

カメラのレンズはライカ製ではありませんが、メインカメラにはF2.2のレンズを採用し、1.25μmピクセルで1200万画素の大型イメージセンサーを搭載。インカメラもF2.0のレンズで800万画素と自撮りを楽しむには十分なスペックを備えています。価格を重視する人には見逃せない1台となるでしょう。

▲背面に指紋センサーを搭載。カラバリは、ミッドナイトブラック、サファイアブルー、プラチナゴールド、パールホワイトの4色

▲UQモバイルは6月中旬から販売予定で、オリジナル色「サクラピンク」も選べる

◼︎丈夫で軽くて電池も持つ「HUAWEI WATCH 2」

“スポーツスマートウォッチ”を謳う「HUAWEI WATCH 2」は、防水に対応し、ステンレスの6倍の強度を持つセラミックベゼルを採用するなど、タフさをアピールしたデザインですが、実際に腕に巻いてみると約57gと軽量で、ランキングやワークアウトの際にも気にならないフィット感を得られそうです。

内蔵のスマートセンサーによって走った距離、速度、歩数、心拍数、カロリーなどが自動で計測され、GPSで正確な位置情報を取得できるので、走った経路も記録できます。標準的な使用で約2日間使えて、「ウオッチモード」で歩数計だけをオンにした場合は約3週間の電池持ちを見込めます。ファーウェイのスマホと連携させて使うのがベストのようですが、Android 4.3以降のスマホおよびiOS 8.2以降のiPhoneにも対応しています。価格は3万4800円(税別)です。

▲カラバリは、カーボンブラックとコンクリートグレーの2色

▲1.2インチの有機ELディスプレイを搭載

 

>> ファーウェイ

 


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(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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