【試した】お酒を飲むとカギ開かない!自転車の飲酒運転を撲滅

自転車は道路交通法上、軽車両。免許のない乗り物ながら取締りの対象となります。違反の罰則や罰金刑も嫌ですが、本当に怖いのは事故。歩行者との衝突事故で、自転車側に1億円近い損害賠償が命じられたケースもあるのです。

そんな酒酔い運転をなくすため、ユニークな商品が開発されました。それが自転車ロック「ALCOHO-LOCK(アルコホロック)」。なんと、世界初のアルコール検出機能付き自転車ロックなのです!

自転車愛好者に人気のショップ、サイクランドKOOWHO(コーフー)が啓蒙活動を目的に開発が進められたこのロック、ALCOHO-LOCK 公式サイトにて予約受付中。3万2400円~4万3200円程度の販売価格を予定しています。忘年会シーズンの12月を目処に一般発売を目指しているとのこと。

いったいどんな仕組みなのか? 気になる編集部はさっそくサンプルを試してみました。まず、ロック本体と無料専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを使う仕組みになっています。登録すれば他のスマホでの操作はできません。

Let's Ride

アプリ画面

ロック自体は、一般的なロックと同様にタイヤやフレームに通して施錠します。解錠するときに、アプリを立ち上げ、ロックとBluetooth接続。アプリのアルコールチェック開始ボタンをセットし、ロック本体のアルコールセンサー部分に、ハーッと息を吹きかけるのです。

息を吹きかけるとスマホ画面にチェック中の表示が

息を吹きかける前にアプリを立ち上げ接続する

ALCOHO-LOCK アルコホロック

ロックのセンサー(黒い部品)に息を吹きかける

しばらくすると、アプリ画面がチェック中から結果表示に切り替わります。ロック本体と同期したスマホの画面でアルコール濃度が確認できるのです。

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測定モードにし、息をふきかけてアルコールをチェック

 

アルコールが検出されないとスマホ画面に表示され、カギが開く

アルコールが検出されないとスマホ画面に表示され、カギが開く

もしもアルコールが検出された場合は、アプリ画面上にアルコール濃度の数値とともに、注意喚起のメッセージを表示。その際にも、自転車の放置や違法な路上駐輪を防止するため解錠はされるので、自転車を押して帰ることができます。

アルコールが検出されるとアラートが表示される

アルコールが検出されるとアラートが表示される

さらに、所有者の家族やパートナーのスマホを登録しておけば、アルコールが検出された際、彼らのスマホにもアラートを送信することも可能。酒を飲んだときの自分の意志に自信がない人には良いシステムかも。

<ロック本体>
サイズ:H150×W130×D25mm
本体重量:466g
カバー素材:アルミニウム
本体カラー:イエロー
内蔵バッテリー:800mAh
入力電圧: 5V
充電:microUSB 端子(別売)、約1時間で100%充電
駆動回数:1 回の充電で約40 回使用可能 ※使用状況により異なります
アルコール測定􀧍式:半導体ガスセンサー(MQ-3 モジュール)
測定範囲:0.04~4mg/ℓ

(文/&GP編集部)

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