掃除機の未来がここに!コードレス掃除機の不満を解消したダイソン新モデル

■コードレス掃除機のなかでは最高の吸引力

V10をひとことでいえば、「コードレス掃除機とは思えないほどの吸引力と駆動時間を実現した掃除機」です。ダイソンの創業者であるジェームズ・ダイソン氏は、「すべての掃除機に代わる、掃除機の未来。これまでのコードレス掃除機のなかで、最高の吸引力を持っている。V10が完成したことで、我々はコードが付いた全ての掃除機に別れを告げる」とプレゼンテーションで語りました。

▲自らプレゼンテーションを行うダイソン創業者のジェームズ・ダイソン氏

V10は、現在販売されているV8に搭載する「デジタルモーターV8」に比べ、約半分の重さでありながら、毎分最大12万5000回の速度を実現する、「ダイソン デジタルモーター V10」を採用しています。これにより、クリアビン、サイクロン、モーターを直線的に配置し、空気の流れの効率化が図られ、より強力な吸引力になったそうです。

▲同社のコードレス製品開発部責任者であるケビン・グラント氏。手に持っているのがダイソン デジタルモーター V10

 

■効率的に使えば60分以上の運転も可能

コードレス掃除機の駆動時間の短さについては、最長60分の使用が可能なバッテリーを採用したことで、問題が解決されています。1時間もあれば部屋の掃除をするには十分ですよね。

▲手元のトリガーを引くことでスイッチのオン/オフが行える

ダイソンのコードレス掃除機は、手元のトリガーを引くことでオン/オフ操作を行います。使わないときにすばやくスイッチが切れるので、効果的に使えばさらに20分、つまり80分間の駆動が可能です。

 

■ゴミを捉えて静電気の発生を抑えるヘッドを開発

ヘッドには、大きなゴミと小さなゴミを同時に吸い取る「ソフトローラークリーナーヘッド」を採用。ブラシの素材はカーボンファイバーとなっており、これには静電気を抑えて花粉やダニもしっかり絡めとるという特徴があるのだとか。

▲ローラーの中心部に内蔵されたダイレクトドライブモーターが、クリーナーヘッドの重心を安定させ、効率的に動力を供給する

また、本体には14個のサイクロンが同心円状に配置されており、ホコリや微細な粒子を空気から分離。フィルターは0.3ミクロンの微細な粒子を99.97%捉えるというのですから、吸引したゴミは徹底的に閉じ込めてくれそうです。

V10ではゴミ捨て構造も刷新されています。手元のレバーを引くとフタが開き、同時に出すとボックス内のゴム製のスクレイバーがゴミをしっかり落としてくれるので、ゴミに一切触れることなく捨てらます。

▲男性が使うとこのようなサイズ感。床掃除だけでなく、天井や階段などあらゆる場所の掃除に使える

本体サイズは、ソフトローラークリーナーヘッドを取り付けた場合、幅250×高さ245×奥行き232mm、重さは2.58kg。実はこれ、V8よりも少し軽くなっているんです。

気になる価格は、7つのアタッチメントが付属するハイエンドモデル「Absolutepro(アブソリュートプロ)」が9万9144円(税抜)。アタッチメントの数やヘッドの種類が異なる全5モデルが展開され、エントリーモデルの「Dyson Cyclone V10」なら6万9984円です。

これまでのコードレス掃除機の常識を大きく覆してくれる「Dyson Cyclone V10コードレスクリーナー」。究極の最新モデルは、「値段が高い」というだけで購入を諦めるのはもったいないかもしれません。

>> ダイソン

 


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(取材・文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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