【速報】ロボット掃除機No.1 新モデル「ルンバ 980」は何が変わった?

「ルンバ980」の最大の特徴は「iAdapt(R)2.0ビジュアルローカリゼーション」機能。簡単に言えば本体に搭載されたカメラと、底部のセンサーを使って、フロア全体の地図を作りながら、自分で自分をナビしながら掃除する、という機能だ。

これまではフロアをくまなく動き、壁(行き止まり)を認識し、まだ掃除していない箇所を塗りつぶすように動くイメージ。新機種では部屋の全体像が分かっているので、掃除をしていない箇所と自分のいる位置を認識し、移動するのだ。

従来は同じ場所を平均3回通っていたが、新モデルは1回しか通らなくなった。効率良く動き、時間短縮にもなる。またゴミをブラシで撒き散らしてしまうことも考慮し、従来は何回か往復することでカバーしていたが、新モデルではゴミを前に掃き出している。つまり常に掃除機の通過する方向になるような設計にし、対処しているという。

 

Roomba 980_toe kick

 

また、マップ、ナビゲーションが出来ると何がスゴいのか。例えば将来的には「キッチンを掃除して」と指示すれば、ルンバは「ホーム」(充電台)からまっすぐキッチンに向かい、キッチンだけを掃除して戻ってくるということが可能になるかもしれない。

 

■アプリで細かなコントロールができる!

iRobot HOME App

 

ルンバ980はアプリで操作できるが、ラジコンカーのように操縦できるわけではない。むしろ、人の手から出来るだけ離れることが主眼だ。基本的には勝手に動く、いつの間にか掃除し終えているのが理想だ。

とは言え外出先でもスタートさせることができたり、曜日ごとに異なるタイマーを設定することができるのは嬉しい。急な来客時に外から掃除することができるし、毎日、外出している時間に作動するようにしておけば、それこそ自分で掃除をするのは最低限で済む。

従来モデルもスケジュール設定はできたが、本体で設定する必要があり、操作を煩雑に感じる人もいただろう。ストレスなく、思った時に自由にスケジュールを変えられるのは大きい。

 

■さりげなく便利な“カーペットブースト”

Roomba 980_obstacle_CROP

その他にも、カーペットの上では自動的に吸引力を10倍にアップするカーペットブースト機能(フローリングでは弱めて節電する)が便利だと感じた。万が一コードが絡まっても、自動で判断してブラシを逆回転し、絡まりを取る機能も嬉しい。

バッテリーがなくなると、自分でホームに戻り充電し、再び続きから掃除を開始することができるため、外出時でも不安はない。ちなみに一度で掃除できる面積は、最大112畳(185平米)。作動時間は最大2時間、充電は約3時間だ。

至れり尽くせりに思える「ルンバ980」だが、気になる価格は13万5000円。さて、この価格は高いのか、安いのか? 後日、CEOコリン・アングル氏へインタビューするので、より詳しく聞いてみたい。

(文/&GP編集部)

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