新しいMacBook AirとMac mini、作業が捗りまくる改良点とは?

■Mac miniも待望の新モデルが登場

Mac miniも久しぶりにアップデートされました。サイズこそ変わっていませんが、中身は4年分進化してます。

▲サイズは19.7 x 19.7cmの正方形。厚みは3.6cm。カラーはスペースグレイに

プロセッサは最小構成で3.6GHzの4コアIntel Core i3です。3.0GHz 6コアのIntel Core i5も選択でき、オプションで3.2GHz 6コアIntel Core i7も用意されています。例えば、オプションの6コアモデルの場合、Adobe Photoshop CCのフィルタ処理が、従来モデルの3.2倍高速になりました。また、ファンや通気口も大型化し、空気の流れは2倍に。排熱が効率的に行われることで、MSP(最大持続力)は70%増加します。

メモリは8GBから、オプションで16GB、32GB、64GBまで選択できます。2666MHz DDR SO-DIMMメモリを採用しており、高速なレンダリングや仮想マシンの実行にも対応可能です。ストレージはPCIeベースのオールフラッシュストレージになり、読み込み速度は最大4倍速くなりました。選択できる容量は、128 GB、256GB、1TB、2TB。

▲背面には、電源ボタンを始め、各種のポートが揃う(10Gb Ethetnet x 1, Thunderbolt 3 x 4, HDMI 2.0 x 1, USB 3 x 2, 3.5mmヘッドフォンジャック x1)。一方で、SDXCカードを読み込むにはアダプターが必要に

背面には、Thunderbolt 3のポートが4つ並び、HDMIと併用して最大3台のディスプレイに出力できるように。例えば、3台に出力する場合は、Thunderbolt 3経由で4096×2304ピクセル・60Hzのディスプレイが2台、HDMI 2.0経由で4096×2160ピクセル・60Hzのディスプレイ1台に接続できます。

▲Thunderbolt 3経由では、最大40Gb/sのデータ転送速度を実現。充電と電力供給、eGPUとの接続、最大2台の4Kディスプレイ出力が行える

また、こちらもApple T2 Securityチップを搭載し、暗号化ストレージや、セキュアブートなどに対応。普段はさほど意識できないところですが、セキュリティに配慮した構成には安心感がありますね。

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最後になりましたが、MacBook Airは最小構成で14万5584円〜。Mac miniは最小構成で9万6984円〜です。どちらも予約は開始されており、11月7日より出荷されます。負荷の高い処理をあまりせず、テキスト入力やブラウジングをメインに快適な使用感を求めるならMacBook Airがオススメ。自宅にどっしりと構えてクリエイティブな作業を行うならMac miniにオプションを付けていきましょう。

>> Apple

 


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(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。

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