8畳を25分で! ダイソンの超スリムな空気清浄機

その中身はとてもシンプルだ。低速から高速まで回転数を自在に変更でき、省エネ性が高い(消費電力は6〜56W)ブラシレスDCモーターを搭載し、内部には1.1平米のマイクログラスファイバーをプリーツ状に254回折った独自開発のHEPAフィルター(0.3μmの微粒子を99.97%以上捕集するフィルター)を内蔵。8畳の部屋を約25分、10畳の部屋を約30分、26畳の部屋を約60分で清浄できるという。フィルターには活性炭層も用いており、ニオイや塗料などの刺激臭も除去してくれる。

独自開発の「360°グラスHEPAフィルター」のカットモデルを持つ、シニアエンジニアのオラ・パピエルコゥスカ氏

フィルター交換の目安は、1日12時間使用した場合で約1年とのこと。24時間フル稼働した場合で約半年。これはスウェーデンのブルーエアや国内メーカーのカドー、バルミューダなど、フィルターのみでゴミやホコリを捕集するタイプの空気清浄機とほぼ同等となっている。

360°HEPAグラスフィルターの構造。交換フィルターは直販価格6480円 360°HEPAグラスフィルターの構造。交換フィルターは直販価格6480円

価格はオープンで、予想実勢価格は6万9980円。イオン発生機能や加湿機能、除湿機能などを搭載する国内メーカーの製品に比べると割高感があるのは否めない。しかし、ブルーエアやカドー、バルミューダなど、デザイン性で定評のある空気清浄機に加えて、新たな選択肢が登場した。「デザインの良い家電しか置きたくない」という人にとっては、とてもうれしいことではないだろうか。

ダイソン
Dyson Pure Cool
実勢価格6万9980円

(文/安蔵靖志)

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