■マルチウィンドウ操作はヘビーユーザーにオススメ
報道向けに開催された説明会では、モックアップ(見本端末)には触れることができました。画面が縦に長いぶん、横幅は72mmに抑えられており、厚さも8.2mmとスリムなので、持ちやすさには支障はなさそう。21:9の縦長ディスプレイは、片手で操作しやすい表示に切り替えたり、2画面に分割して、画面上側に頻繁な操作を要しないコンテンツを表示して、下側で他のアプリを使ったりすることもできます。上に16:9の横画面、下に16:9の縦画面を同時に表示できるそうです。

▲本体は縦に長いが、横幅は72mmで、片手でしっかりつかめるサイズ感

▲右側面に指紋センサー付きの電源ボタンを搭載

▲前モデル・Xperia XZ3から継承される「サイドセンス」で、素早いアプリ切り替えが可能。この画面、もしくは専用のアイコンから2画面に分割するマルチスクリーンに切り替えられる

▲利用したマルチスクリーンの組み合わせは記憶され、次回以降、最近使った組み合わせを素早く起動できる
CPUにはクアルコム社の最高グレードであるSnapdragon 855を採用。RAM(メモリ)は6GBで、ROM(ストレージ)は64GBモデルと128GBモデルを用意。Dolby Atmos、DSEE HX、LDACなどの高音質オーディオにも対応。防水・防塵性能も備えています。なお、カラーバリエーションは4色から選べます。

▲Xperia Zシリーズで人気を博したパープルも新しい色彩で復活した。背面はガラス仕上げで質感も◎
■同じく21:9のミドルレンジモデルも要注目
ミドルレンジの「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」も同時に発表されました。これらも21:9のディスプレイを搭載していますが、プロユースの技術応用はなく、アウトカメラをダブルレンズにするなど、スペックは抑えられています。今のところ、日本発売は未定ですが、Xperia 1に比べるとかなり安いので、日本でも売ってほしいですよね。

▲6インチ画面のXperia 10(左)の市場想定価格は350ドル。6.5インチ画面のXperia 10 Plusは430ドル

▲5G向けのXperiaのプロトタイプも展示されていた
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(取材・文/村元正剛)
むらもとまさかた/ITライター
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。