伝説の名車の足回りを継承!AT免許で乗れるSTI謹製のスバル「WRX」

エンジンは、2リッターの水平対向4気筒直噴ターボで、最高出力は300馬力、最大トルク40.8kg-mと、数値上はノーマルのWRX S4と変わりませんが、通気抵抗を低減した吸排気系パーツを採用することで、加速中の過渡エンジントルクを、最大で約10%向上(STI実験値)させています。

スバル WRX S4 tS

足回りには、快適な乗り心地とコーナーリング時の操縦安定性を両立させる、ビルシュタイン製の可変減衰力サスペンション“ダンプマチックⅡ”を採用。これは、STIが2015年10月に受注を開始するやいなや、即完売した伝説のコンプリートカー、「S207」に搭載されていたのと同じものです。

スバル WRX S4 tS

そのほかフロントブレーキには、ブレンボ製の対向4ポッドキャリパーを採用。カーブを曲がる際、必要に応じて内輪にブレーキをかける“VDC&アクティブ・トルク・ベクタリング”機能は、前後2輪の専用制御とされ、旋回時に意図したラインをトレースする能力を高めています。

スバル WRX S4 tS

さらに、STI製の“フレキシブルタワーバー”と“フレキシブルドロースティフナー”をフロント部に搭載。リア部には、ピロボールブッシュのリアサスリンク、フレキシブルサポートサブフレームを装備し、ハンドルを切った瞬間にクルマが反応する、抜群の応答性を実現しています。

スバル WRX S4 tS

エクステリアで目を引くメッシュタイプのフロントグリルは、もちろん、チェリーレッドのストライプとSTIのオーナメント付き。そのほかにも、大型のフロントアンダースポイラーやシャークフィンタイプのブラックルーフアンテナ、STIオーナメント付きのサイドガーニッシュなどを採用。リアバンパーもチェリーレッドのストライプ入りで、足下はSTI独自のBBS社製19インチ鍛造アルミホイールで引き締めています。

スバル WRX S4 tS

スバル WRX S4 tS

安全性能についても抜かりはなく、スバル自慢の“アイサイト”は、最新のver.3を搭載。また、走行中に死角に入った斜め後方の他車を警告する“スバルリヤビークルディテクション”や、夜間走行時はハイビームを基本とし、自動でハイ/ロウを切り替える“ハイビームアシスト”などで構成させる“アドバンスドセイフティパッケージ”も採用し、STIが掲げる理想「誰がどこで乗っても気持ちがよく、運転が上手くなるクルマ」を、走りと安全性の両面からも追求しています。

気になる価格は496万8000円で、2017年3月12日までの期間限定受注。台数の限定はないとのことなので、まだまだ間に合います!

ちなみに、ニュルブルクリンク24時間耐久レースにおいて、2015年、2016年に2年連続クラス優勝を果たしたことを記念した特別装備モデル「WRX S4 tS NBRチャレンジパッケージ」も用意。こちらの価格は529万2000円となります。

スバル WRX S4 tS(NBRチャレンジパッケージ)

(文/増谷茂樹)


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