[Gear Maniax #072] 重さたったの約15g!SDカードサイズの超小型充電式ライト

机周りのものと比較するとこんな感じのサイズ感。面積ではSDカードよりちょっと広いくらい、単四電池に匹敵する薄さ。重さも15g足らずで、まるでおもちゃのようなサイズ感です。

しかしボディはNITECOREが得意とする航空機グレードのアルミ合金。手に持った時にひんやりとして金属の質感が味わえます。

おもちゃに多いボタン電池ではなく、内蔵リチウムイオン充電池によるもの。マイクロUSBケーブルで簡単に充電できます。充電中はふたつのスイッチがゆっくりとブルーに点滅、充電が完了すると点灯状態になります。非常に便利ですが、ゴムカバーはとっても小さく、指が大きい人はめくりにくいかもしれません。

光学系はつぶつぶタイプのコリメーター。拡散度と透過率、両方が高いのが特徴です。LEDはCREE XP-G2。小さなボディに似合わない本気度の高いLED選択です。

極小サイズのくせに、という言い方はどうかと思いますが、MAX380ルーメンはこのサイズとしては驚異的に明るい。数値計測で公称数値通り出ているかどうかは当店ではわかりませんが、納得させるレベルの明るさはあります。

照射はワイドでフラッド、均一で見やすい光です。芯がないため遠距離照射は望めませんが、このクラスのライトでは遠距離を望むのは不合理だと思います。実際の使用感としても、近距離での視認性に特化した方が使いやすいはず。明るさのモードは4通り。LOW(1lm)、MED(38lm)、HIGH(145lm)、TURBO(380lm)。TURBOはモメンタリ点灯しかしないスペシャルなモードです。

足元に向けた時、広く周辺を照らしてくれるので安心して使用できます。MEDモード38ルーメンの明るさでも余裕を持って歩行でき、公称スペックですが4時間持続します。明るさとランタイムのバランスとしては非常に優秀。ほとんどの用途はこの明るさでこなせるでしょう。

書類などを照らす場合にも眩しすぎず良いですね。書類確認はライトの出番として多くあるシチュエーションですが、いわゆるフラッシュライトの場合、中心光が強すぎて使いにくいシーンでもあります。TINIならフワッと広がる適切な明るさで照射できます。このサイズのライトとしては十分以上の活躍。

TINIにはふたつのスイッチが付いています。メインスイッチとモードスイッチ。おそらく誤点灯防止だと思いますが、メインスイッチを長押ししないと点灯しません。消灯するときはクリックでOK。点灯中にモードスイッチをクリックすると明るさが変わります。ターボモードを使用する際だけ、モードメモリを長押し。簡単ですね。

ただ、初期状態ではDEMOモードになっている可能性があります。これは意図せぬ連続点灯を避けるためのモードで、30秒で消灯します。これを解除したい場合は、消灯状態からメインスイッチとモードスイッチを同時に長押ししてください。

付属のキーリングクリップはしっかりしており、そのまま使えるレベルのもの。このサイズと軽さなら、自宅の鍵と一緒にさげたり、カバンのジッパーにつけておいても気になりません。

TINIのコンパクトさは際立っており単四ライトが目じゃないくらいです。そして明るい。こう小さくて明るいと使っていて楽しいですね。何も知らない人ならびっくりするくらい明るいです。お求めやすいアイテムですし、ぜひ楽しんでください。(アカリセンター価格:3456円)

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(文・写真/アカリセンター・HATTA)

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