使って分かる!初心者〜こだわり派の「焚き火台」5選

焚き火台は各アウトドアブランドから発売されていますが、形状も価格もバラバラ。初めて焚き火台を選ぼうと考えたとき、迷う人も多いと思います。

ちょうど、筆者と『&GP』編集長でキャンプに行く機会があり、仲間が見事に違う焚き火台を使っていたので、それぞれの使い勝手、もっとこうなったらいいのにという部分をヒアリングしてきましたよ。今シーズンの焚き火台選びの参考にしてみてくださいね。

■一生モノが欲しいなら、安定感抜群・料理もできる「snow peak」

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まずはキャンプ道具の質と量ともにこだわりまくり、快適なサイトを作ることに命をかけているロケバスドライバーTさん。彼は熱狂的なスノーピーカー(アウトドアギアブランド「Snow Peak」をこよなく愛する人をキャンパーはこのように呼びます)であり、テント、タープ、テーブル、チェア、キッチンツールなど多くの道具をsnow peakで揃えています。

筆者がこの原稿を執筆しているときも、スノーピーカーの聖地である“snow peak HEADQUARTERS”(新潟のsnow peak本社に併設された直営キャンプ場)に遊びに行っているのだから本物ですね。

焚き火台ももちろんsnow peak! 彼の口癖は「スノピはね、高いけれど一生モノ。結果的にどっちが安いか考えてごらん」です。

 

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ブランド:snow peak(スノーピーク)
品名:焚き火台L(他にS,Mあり)
価格:1万6848円(S:9288円〜)
https://store.snowpeak.co.jp/page/69

「スノピの焚き火台がいいのは、使用中の安定感。火を扱うものだからこれは絶対条件ですよ。グリルプレートやチリトリ鍋などのオプションも豊富だから、火を楽しむのはもちろん料理だってしっかりできます。ほかにこんな焚き火台ある?」

「それに僕はsnow peakの精神に共感しているから。だって永久保証ですよ! 絶対的な自信がなければこんなことできるわけないじゃないですか!! 仲間は『スノピは高い。お前はいったいどれだけキャンプ道具にお金を突っ込んでいるんだ?』なんて言うけれど、クオリティと永久保証を考えれば決して高い買い物じゃないし、何度も買い替えることを考えれば逆に安いくらいですよ。まあこれは使った人にしか分からないと思いますが。ふふふ…」

 

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最後はいつもの口癖が出ましたが(笑)、彼の発言は一理あります。重くしっかりした本体は安定感抜群。火力に応じて高さを変えられるオプションのグリルブリッジも便利。スノピの製品がいいのはキャンパーならみんな分かっています。使っている人が羨ましいんです。


■発電&蓄電可能! 連泊でのスマホ充電に便利です

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続いてはフォトグラファーUさん。最近は忙しくてあまりキャンプができなくなったと言いますが、多いときは年間100日近くキャンプをしていたツワモノ。キャンプ場から撮影現場に出かけ、またキャンプ場に戻ってくるという“生活”です。雨だろうが雪だろうが気にせずキャンプ場に出かけます。

彼が使っていたのは焚き火台ではなくストーブ。ボディ脇にオレンジ色のパーツがついていますが、これは熱を利用し発電・蓄電するバッテリー。数泊するキャンプでもスマホのバッテリーを気にしなくていいのです。ランタン用のバッテリーも充電できますしね。

 

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ブランド:Bio Lite(バイオライト)
品名:Base Camp(ベースキャンプ)
価格:5万760円
http://www.biolitestove.jp/menu44/contents178

「アメリカのバイオライト社の製品は日本ではモンベルが扱っている。前のタイプ(製品名:キャンプストーブ)はけっこう小さくて、山で使うにはいいけれど、キャンプには向かなかったんだよね。この『ベースキャンプ』は大きくなったから大鍋だろうが鉄板だろうがボンと載せられるので便利」

「蓄電機能もついているから思い立ったときに充電できるんですよ。小型の『キャンプストーブ』はオプションがいろいろあってね。これも、もうすぐピザ焼きキットなどが出るみたいなので楽しみなんだ。今、これを持って房総の川を下りながらキャンプすることを計画中。早く実現させたいね」

 

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取り外しできるLED照明付き

 

他の焚き火台と違いコンパクトに畳むことはできないので、持ち運びにはそれなりに大きなクルマが必要(Uさんは1BOXに乗っています)。お値段も張りますが、連泊する機会が多いなら検討する価値はありそうですね。


 

■テーブル、クアトロポッドがセットになったファミリー向け

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続いてはフォトグラファーのAさん。彼はふたりのお子さん、奥さんと一緒にファミリーキャンプを楽しんでいます。ご近所にもキャンパーが多く、数ファミリーで出かけることも多いそうです。

TさんやUさんのキャンプセットを見て「羨ましいなあ。僕のは既製品だから写真撮るのはやめて~」と言っていました。安心してください。みんな既製品ですから。

 

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ブランド:LOGOS(ロゴス)
品名:焚火台 バーベキューコンロ 囲炉裏3点セットL
価格:2万7200円
http://www.logos.ne.jp/products/info/1866

「キャンプ道具はバラで揃えると結構な値段になりますよね。いいのないかなと探していたら、このセットを見つけて即決。テーブルと焚き火台部分のセットで使います。クアトロポッド(吊り下げ式の足)は火の調整がしやすくて便利ですよ」

「他の製品に比べると、焚き火台部分など安価な感じは否めないですが、見た目の迫力があるので『羨ましい』と言われることも多いです。欲を言えば焚き火台部分がもう少し大きいといいのですが……」

 

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トライポッドやクアトロポッドが組める焚き火台は、ダッジオーブンなどを楽しむときに便利。ファミリーキャンプには最適だと思います。また火を囲んで酒を飲むときに焚き火台を囲むテーブルは重宝します。これはお得なセットだと思いますよ。収納時はケースが3つに分かれるので、他の道具のことも考えクルマにきちんと積めるか事前に検討しましょう。


 

■畳めばA4サイズ! 軽量コンパクトなソロ用焚き火台

 

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続いては、『&GP』編集長。彼はファミリーキャンプとソロキャンプで焚き火台を使い分けています。ファミリーではsnow peak、そしてソロでは小型焚き火台を愛用。

組み立て終わった台を見て何かに似ているなと思ったのですが…。シュウマイや肉まんの蒸し器でした。実はソロキャンパーやツーリングを楽しむ人には蒸し器を改造して焚き火台として使っている人もいるんですよ。

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ブランド:Picogrill(ピコグリル)
品名:398
参考価格:1万1800円
http://pi-ka-ri.com/?pid=45312115

「軽くてコンパクト。ソロキャンプでの道具選びでこれに勝るものはないと思っています。収納時の大きさはA4より少し大きいくらい。パーツも少ないのですぐに組み立てられて便利です。小さくても太い薪をごろんと置くことができるので、大きな火を楽しむこともできるし、中央に空気が入るスペースができる構造になっているので火の管理も楽。ひとつ注意点を上げるとしたら、使用時にはグローブを忘れないでください。台のエッジが鋭いので、気をつけないと手を切ることがあるのでね」

台が小さいので薪の組み方を工夫して火力を調整するという楽しみ方は難しいかもしれないですが、このコンパクトさは大きな武器。バックパックに積めて出かけることだってできそうです。小さな焚き火台を探している人は、検討の価値ありですね。


 

■六角形なので、薪の組み方をアレンジしやすい

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最後は筆者が使っている焚き火台を紹介します。他の人たちと筆者の焚き火に対する考え方で決定的に違う部分がありました。それは……筆者が焚き火と料理を完全に切り分けていること。料理は2バーナーでサッと作り、焚き火は薪の組み方をアレンジして楽しむ。この焚き火台は焚き火料理を楽しむオプションも豊富ですが、筆者は標準装備の網すらほとんど使ったことがありません……。

 

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ブランド:CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
品名:ヘキサステンレスファイアグリル (M)
価格:9180円
http://www.captainstag.net/goods_M-6498.html

選んだポイントは形。多くの焚き火台が四角形なのに対し、これは六角形なんですね。この形だと放射状に薪を立てて火力をアップさせたり逆に薪を寝かせて火を弱めたりするなど、6つある台の面を駆使して火をコントロールできると感じたのです。

 

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使ってみると、読みは正解。太めの薪を3本トライポッドにしたり、細めの薪で大きな合掌型を作ったりと、火を自在にアレンジできます。一晩中火で遊びたい人にオススメです。

ただ、焚き火台を入れる付属のケースはあっという間に壊れてしまいました(縫い目がほつれ、ファスナーが壊れている)。持ち運びに支障はありませんが、なにかいい袋を探さないと……。


 

いかがでしたか? 焚き火といっても、いろいろな道具があります。どのような焚き火をするかにより選ぶ道具も変わってくるもの。自分にピッタリのものを見つけて、冬の焚き火キャンプを楽しんでください!

(取材・文/高橋満<BRIDGE MAN>)

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