[Gear Maniax #082] 屋外活動時には「雷探くん」で落雷を回避しよう

屋外でのレジャーやスポーツ活動時に遭遇する、雷雨を伴うゲリラ豪雨などから身を守ることができます。常に気象状況に気を使って過ごしていれば問題はありませんが、作業や遊びに熱中していると、刻々と変わる気象状況に気が付かないことがあります。気がついたときには、逃げられない状況に陥り、事故に見舞われるというニュースを毎年夏に耳にされるかと思います。

雷探くんは、文字通り雷を早期に探知し、素早い回避行動を取るためのアイテムです。

操作はとっても簡単。単4乾電池2本を装着し、中央の電源ボタンを2秒間長押しすると自己診断のアラームとランプが短く作動した後、待機状態になります。待機状態では、左上にある丸型の緑のパイロットランプが短く点滅します。待機状態で約400時間待受が可能。非常に優れたランタイムです。入手しやすい単4電池というパワーソースも優秀です。

待機状態では、電源ボタンだけを押して電源を切ることはできません。電源スイッチと機能ボタンを同時に長押しすると電源が切れます。これは、誤作動や意図しない電源OFFを回避するための機能です。

その他の機能として、アラーム音のON/OFFが可能。初期状態では、アラーム音はONの状態です。待機状態からアラームスイッチを押すと「ピッ」と短く鳴って、アラーム音OFFになります。もう一度押すと「ピピッ」と二回短く鳴ってONの状態に戻ります。

なお、アラーム音OFFの状態から5分が経過すると再びONに自動復帰します。完全にアラーム音をOFFにさせるには、2秒以上長押し。完全OFFの状態からONに復帰させる場合は、再び2秒間の長押しとなります。

機能スイッチは、待機状態で2秒間長押しすることで自己診断を行います。ただ、雷情報表示が動作している時は、自己診断機能は働きません。

雷情報表示部分は、雷の強さや距離に応じて3段階の警告を発します。

表示距離はあくまでも目安で、急激に発達することがある雷雲から逃れるには、ユーザー自身の判断が重要となります。危険と判断したら自分の判断を最優先してください。

サイズ:約 86 mm(W)×54.5 mm(H)×15.5 mm(D)
重量:約 65g ※電池含む
IP保護等級(防塵、防水):IP33

非常に軽量で薄型。ポケットに入れておいてもまったくジャマにならないサイズ感。携帯性を重視しているだけに、このサイズ感はかなり研究されたものだと思います。どんなに高性能なアイテムでも、嵩張ったり、重いと持ち歩くのが億劫になりますからね。防塵、防水性能に関しては、極めて高いとはいえないと思います。雨に濡れない衣服やカバンの中に入れて使うことをお勧めします。

本体製品の他に、取扱説明書とは別に「雷から身を守る為の回避行動の手引き」が付属します。雷雲の発生原理から実際の回避行動の基礎に至るまで詳しく書いていますので、ご購入の際には是非御覧ください。勉強になります!

雷探くんは、動作原理の都合上、電磁波を捉えにくい場所での利用を苦手とします。例えば、木造建築以外の屋内や地下、トンネル、電車や車の中、金属ケースの中では電磁波を捉えにくく正常に作動しません。また、ノイズが多い場所として、高圧電線や変電施設、鉄道や空港などではノイズを拾ってしまいやすいそうです。動作原理を理解するためにも手引きを読んでおくことをお勧めします。

突然の雷雨は怖いものですよね。早期に雷雲の発達を知ることで、危険を回避できる可能性が増します。新緑の美しい季節ではありますが、登山やトレッキングなどの際には、ぜひ雷探くんを携帯してみてはいかがでしょうか。(アカリセンター価格:1満1934円)

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(文・写真/アカリセンター・HATTA)

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