このノースフェイスの「グラムダッフル」、旅に連れていけば大活躍してくれますよ

■中から出てきたのは…

ザ・ノース・フェイスが2017FWシーズンから投入した新ライン“Glam”シリーズ。これもGramシリーズのひとつで「Glam Duffel(グラムダッフル)」(1万6200円)といいます。

その名の通りダッフルバッグなのですが、見たとおりパッカブルになっているところがポイントです。収納した状態では、幅が26cm、直径が約10cm。500mlのペットボトルよりひと回り…、いや、ふた回りぐらい大きいかな。

でも重さはわずか390g。持ってみるとかなり軽いんです。ただし、いわゆるパッカブルバッグと比べてしまうと、収納時の状態はたしかに大きい。それでも「あるといいかも」と思わせてくれるバッグなんです。

とにかく、バッグ本体を見てみましょう。

▲ファスナーを開けると…

中にはバッグがパンパンに詰められています。やっぱり収納時はコンパクトになる方がいいですからね。当然ながらギューッと詰め込まれています。なので、出したはいいけど入れられなくならないように、最初に出す時にどうやって入っていたか、畳まれていたかを覚えておきましょう。

素材は70D(デニール)のリップストップナイロン。かなり薄手です。少々心もとない感じがしますが、表側はシリコン、裏側はポリウレタンでコーティングしてあり、実はそう簡単には破けません。こういうディテールへのこだわりは、さすがザ・ノース・フェイスといったところ。

では、取り出したバッグを広げてみましょう。

▲シンプルなバッグかと思いきや、意外とパーツが多そう

何やらショルダーストラップらしきものがありますが、ひとまずどのようなカタチか確認するために、詰め物をしてみました。

▲たしかにダッフルバッグっぽい

カタログスペックでは、バッグにした状態で幅50cm、高さ24cm、奥行き26cmとなっています。ですが、第一印象はサイズ以上に大きく感じるかも。

メインの開口部は上面に付けられたファスナーです。荷物を入れられるのは、ほぼここだけ。このシンプルさがいかにもパッカブル。サブバッグ的ですね。

▲内部にポケットなどはなし

パッカブルなバッグなんだから、とにかく荷物を詰め込められればいいじゃない! そんな割り切りを感じられる仕様です。ポケットをたくさん付けると、重くなったりカサ張ったりしてしまうので、少しでもコンパクトにするためにも、これで十分です。

▲ハンドルが付いている側面にはファスナーで開閉するポケットがひとつ付いている。メイン気室以外では最も大きいポケット

とか言いつつも、そこはザ・ノース・フェイス。ただの軽量ダッフルバッグでは終わりません。コンパクトにするという点では、ある意味余計かもしれないモノが付けられているんです。それが、先ほど収納袋から取り出した際に気になったショルダーストラップ。そうこのバッグ、バックパックとしても使えるんです。

 

【次ページ】シンプルかと思いきや細かい部分に多くの工夫が

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