いま買うなら“2気筒の一択”と実感!痛快な個性派バイク5選

「ドドッ、ド、ドドッ、ド…」っと、不整脈のようなアイドリングをしつつ信号待ちしている、旧いハーレーを見たことありますよね? 発進時に「ドガドガドガドガッ!…」と鼓動をとどろかせて去っていく後ろ姿。残されたエキゾーストノートの余韻に「バイク乗りてぇ!!!」と思う季節になりました。

2気筒エンジンは、「シャーーーンッ」と高回転まで淀みなくキレイに回る4気筒エンジンとは違い、シリンダー内の燃焼=爆発による振動が大きく、躍動的な鼓動感、パルス感、ビート感があり、どちらかといえば、低回転からトルクがもりもり出る感じ。絶対的なスピードが出ていなくても、加速しているだけで楽しい。一定速でクルージングしているだけでも臨場感があります。

しかも、コーナーや交差点の出口でアクセルをひねると、まるでエンジンの爆発がそのままリアタイヤに伝わり、爆発の1発1発で「ガッガッガッ」とアスファルトをダイレクトに蹴っているかのような味わいがあります。このトラクションの感覚を味わって以降、バイクはもう2気筒エンジン以外、考えられなくなりました。

おまけに、ハーレーダビッドソンを筆頭に、世界中のバイクメーカーから、個性たっぷりの2気筒エンジン搭載車がリリースされています。そこで「だからこそ2気筒エンジンを選びたくなる!」、2016年の注目モデルをピックアップしました!

 

 レーサーノスタルジックな旧車が新車で買える!?
 >>モト・グッツィ「V7 II」

MOTO GUZZI V7 II レーサー

ひと言でいうならば“新車で買える旧車”。

横置きとした伝統のV型エンジンは、200点以上のパーツを新規or再設計し、全体の約70%を置き換えてはいるものの、本当に現在のモデルなの? というくらい、旧車テイストが満載。慣性やフリクションを伴ったたくさんの機械部品がオーケストラを組んで、独特のノイズを盛大に演奏しているかのよう。

発進すると一瞬にして「オレは“機械”にまたがって御しているんだ!」というライブ感がモリモリに盛り上がるのです。なんかもう、スチームパンクの世界(笑)。嫌いじゃありません! むしろ大好き!! ライディング人生の中で、一度はこれに乗っておかなければならないのでは? と真剣に思っちゃうほどですね。なんか超絶幸せになれそうな気がします。

セパレート風ハンドルとシングルシート、やや高めのステップは、まんまカフェレーサーのライディングポジションをライダーに強いてきますので、腹筋と背筋の鍛錬は必須。走っていて弛緩するヒマなどなく、いってみれば“ライディング・ワークアウト”。最近、カラダを絞りたくなってきたアナタには一石二鳥かも!

ゼッケンプレートも付いていて、その気にさせるイタリアン・カフェレーサー。価格は132万3000円とアフォーダブル。それでいて、街中や峠で誰かとカブることが、まずない。まだ走っている姿、見たことないですから!

 

 最後の空冷・水平対向エンジン、間に合いました!
 >>BMW「R nineT」

BMW R nineT

ポルシェ「911」の中古車価格の高騰ぶりには、目を見張るものがあります。とりわけ、水平対向エンジンが最後の空(油)冷となった993型などは、投機筋の動きもあって、もはや目も当てられない状況。フツーの人々には無縁の存在になっちゃいました(涙)。

しかし、水平対向にして、最後の空冷がまだ間に合うとしたら? 実は、間に合うのです! それがBMWの「R nineT(アールナインティ)」。

搭載するのは、空冷の水平対向2気筒エンジン。左右に大きく張り出したシリンダーがシンボリックですが、単なる象徴ではなく、これがまたメチャクチャ元気がいい! スロットルをひねると、ネイキッドなルックスからは想像もできないほど、野蛮な加速で応えてくれるのです。

しかも、フラットツイン独特のパルスが脳天を突き抜けるようで、もはや走るエクスタシー! 快感製造マシンです。

うれしいことに、BMWモタードの90周年記念モデル的な側面も併せ持っていて、各部のクオリティがまた素晴らしい。パーツ一つ一つの加工精度、フィニッシュにも価値を見出せます。眺めているだけでもいい。

すでにBMWは、水平対向エンジンの水冷化をほぼ終えていて(水冷仕様はこれはこれで素晴らしい!)、20年後、近々にディスコンとなるR nineTには、とんでもない付加価値が付いているのでは?…と夢想してしまいます(まぁ、バイクは乗るために買うもんですけどね)。

あと、R nineTの隠れた魅力のひとつは、カスタマイズを前提にデザインされていること。例えば、シートより後ろ側のフレームを分割式として、フレームを切らなくても自在にボディワークできるようにしています。価格は192万5000円です。

 ■続いてイギリス、アメリカ、イタリアの個性派をご紹介

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