「紅に染まる海」ではなく「橙に染まる風呂」!?湯船に溶かして出現する新感覚“お風呂”ガンプラにホッコリ

■ガンプラは2種類をラインナップ!

新アイテムはガンプラの「ENTRY GRADE 1/144 ストライクガンダム」と、入浴剤に包まれている「miniガンプラ」がセットになっていて、2種類から選べます。

右は、ストライクガンダム(グランドスラムという大きなソードを装備)とモビルグーン(ブラウン)もしくはモビルゾノ(グリーン)のセット。

左は、ディアクティブモードのストライクガンダム(ビーム・ライフルおよびシールドを装備)と、モビルグーン(サンドイエロー)もしくはモビルゾノ(ライトグレー)のセットです。

ガンプラの題材になっているストライクガンダム、モビルグーン、モビルゾノは、ともに『機動戦士ガンダムSEED』という作品に登場します。〝21世紀最初のガンダム作品〟として2002年から2003年にテレビ放送され、美形キャラクターの活躍と、シリアスかつドラマチックなストーリー展開などで人気を博し、新しい世代のガンダムファンを獲得しました。こちらもめでたく今年で20周年を迎え、現在では新プロジェクトが進行中です。

■劇中で激しい戦いを繰り広げた機体がモチーフ

ストライクガンダムは、物語の第1話から登場する主役機。モビルグーンとモビルゾノは水中用の機体です。PHASE-22「紅に染まる海」とPHASE-23「運命の出会い」のエピソードでは、インド洋の海中で激しい戦いを繰り広げます(物語では、ストライクガンダムは「ストライク」、モビルグーンは「グーン」、モビルゾノは「ゾノ」と、それぞれ呼ばれていますね)。

ストライクガンダムは、そもそも宇宙での運用を想定した機体なので、海の中では思うように動きません。当然ながら、水中用に開発されたモビルグーンとモビルゾノから繰り出される魚雷攻撃や機動力に圧倒されますが、相手の見せた一瞬の隙を付きます。

PHASE-22「紅に染まる海」では体当たりしてきたモビルグーンの装甲にアーマーシュナイダーという武器で穴を開け、水圧でペチャンコに。PHASE-23「運命の出会い」では2本のアーマーシュナイダーをモビルゾノに突き刺した後、後方に蹴り上げて撃破するのでした。

まさに、ストライクガンダムと、モビルグーンおよびモビルゾノは、水にちなんだ因縁の機体というわけです。「ドラマチックお風呂シリーズ」の題材として採用されたのも、うなずけますね。

■グランドスラム装備版を早速チェック!

さて、筆者が好きなガンダム作品のひとつということもあり、機体と物語の解説が少々長くなりましたが…アイテムの紹介に戻ります。

miniガンプラが入っているカプセルは、このような入浴剤に包まれています。

カプセル内にモビルグーンとモビルゾノのどちらが入っているのかは分かりません。※写真は、ENTRY GRADE 1/144 ストライクガンダム(グランドスラム装備)とminiガンプラがセットになったもの。

中身を確かめるため、早速湯船に入れてみましょう。ブクブクと泡を発生させながら、まるで劇中に登場する機体が水中で撃破されたように、浴槽の湯がじわじわと紅に…ではなく橙に染まっていきます。

入浴剤が溶けていくにつれて、中身のカプセルがどんどん露わに。

2分ほど経過すると、外側の入浴剤が完全に溶けました。

カプセル内に入っていたのは…モビルゾノです。ちなみに、モビルゾノがガンプラとして立体化されたのは、初めてだった気がします。20周年、実にめでたい!

入浴剤が溶けていく様子はこちら

■造形が意外に細かいminiガンプラ

カプセルを開いてみると、こんな感じ。パーツは腕部で各3点、胴体とアンテナで3点、合計9点というシンプルな構成です。

各パーツはランナーから手で切り離せますし、取扱説明書の解説も分かりやすいので、不慣れな人でも5分あれば作れます。

形状も造形も想像以上にしっかりしています。腕部はグルングルンと回り、ちょっとしたポーズを付けられますが、ほかの部位は動きません。

全高は約3cm。劇中では全高約21.37mという設定だったので、1/1500スケールといったところでしょうか。

【次ページ】同梱されるENTRY GRADE 1/144 ストライクガンダム

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