今宵のお供に!今だから飲める2016年「秋ビール」5種類飲み比べ

■まるでワインのようなエレガンス「秋味 堪能」

 

キリン「秋味」と言えば、発売26年目にもなる秋ビールの代表格。あの紅葉のパッケージが街に並ぶのを見ると秋の訪れを感じます。

今年はその秋味ブランドから初のエクステンション商品が発売されました。

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それが、数量限定の「秋味 堪能」。少し広口の305mlびんは、デザインが効いて、まるで工芸品のような趣があります。

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麦芽がたっぷり1.5本分使用され、アルコールも7%と高く、かなり贅沢感のある1本のようです。

重厚な味を想像して飲んだところ、予想が外れてびっくり!

甘みや酸味がとてもエレガントに調和して、まるでワインを飲んでいるような印象です。

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いい意味でジャパニーズビールらしさがあるというか、複雑なのに口当たりが柔和で、飲み疲れしないように感じました。

とにかく優雅で円熟味たっぷり。ちょっと贅沢なおつまみを用意して飲みたい1本です。美味しい!

 


■期待以上のコクと予想外のキレ!「琥珀ヱビス」

 

キリン「秋味」と並んで、もはや日本の秋の風物詩ともなっているのが「琥珀ヱビス」。

秋らしいコクがつまった “アンバービール” です。

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アンバーとは琥珀のこと。ペール(淡い色)とダーク(濃い色)の中間の美しい琥珀色が特徴です。

従来からヱビスビールは副原料は一切使用しない麦芽使用比率100%。コクにこだわったビールなわけですが、琥珀ヱビスにはさらにビールに赤みを帯びた色をつけ、深みのある香味をつける “クリスタル麦芽” が加えられています。

9月6日に解禁された今年の琥珀ヱビスは、そのクリスタル麦芽を増量。琥珀ヱビス史上、最高に深いコクを追求しているそうです。

飲んでみると、これも想像と違いました!

苦味やコクはばっちり効いていますが、意外にも甘みやコッテリ感は抑えめ。引き締まったキレを感じます。

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キャラメルやローストされたコーヒー豆のような香ばしさもあり、飲みごたえと爽快感が両方感じられます。サンマやキノコなど、日本の秋の食材によく合いそうです。
美味しい!

 


■超実力派のニューフェイス「ザ・プレミアム・モルツ 〈秋〉香るエール」

今秋、鮮烈なデビューとなったのが「ザ・プレミアム・モルツ 〈秋〉香るエール」。

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日本にエールビール市場を育てるために2016年3月に導入された「ザ・プレミアム・モルツ〈香るエール〉」の秋モードの限定醸造商品。

ザ・プレミアム・モルツ〈香るエール〉のフルーティーな味わいと、数種類の濃色麦芽による芳ばしい香りが特徴です。

一口目で印象的だったのは軽やかな甘み。名前の通り「香り」も印象的で、筆者はボンタンやポンカンのような優しい柑橘感を感じました。

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重みや苦味の印象は少なく、とにかく芳しく、どちらかといえば女性的なイメージでしょうか。

秋ビールの中でも、かなり新感覚の1本です。美味しい!

 


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