行列店『うるおいてい』の名物をお取り寄せ!定番焼きそばと新名物「富士宮ネぎネぎ」

◾️定番の焼きそば、新名物のネギ焼きを食べ比べ!

 

▲「うるおい焼きそば」1180円

まずは「うるおい焼きそば」から。精製ラードを引いた鉄板の上で、肉かすと野菜が手早く炒められ、そこへ富士宮の老舗製麺所に特注した国産小麦100%の麺を投入。富士山の伏流水を使って蒸らすことで、麺はモチモチとした弾力を保ちながらゆっくりと火が通っていきます。特製ソースをかけると、鉄板の熱でソースの香りと旨味が一気に引き立ちます。卵を中央に落とし、イワシ粉と青のりをふわりと散らし、紅ショウガを添えれば完成です。

噛むほどに弾力を感じる麺に、甘すぎず辛すぎず、さらりとしたソースがよく絡みます。さらに肉かすの旨味が麺と野菜に広がり、半熟の卵が全体をまろやかにまとめ上げます。長く愛されてきた富士宮焼きそばの伝統を守りながら、丁寧な仕事でその魅力を引き出した一品です。

 

◾️刻みネギがふんだんに入った「富士宮ネぎネぎ」

▲「富士宮ネぎネぎ」1530円

お次は新メニューの「富士宮ネぎネぎ」。使用するネギはなんと5〜6本。その刻みネギがふんだんに入った生地を鉄板の上へ。形を整えてからひっくり返すと、焼けたネギの香ばしさが一気に広がります。そこに出汁醤油を塗り、その上に雪に見立てたとろろをふんわりと。さらに刻みネギをたっぷりと重ね、仕上げに鰹節を乗せると、富士山を思わせる美しい姿に仕上がります。

口に入れるとふわりと軽い生地と共に、海老のプリッとした心地よい弾力、生のネギのシャキッとした歯応えと辛味、蒸し焼き状態となったネギのトロリとした甘さ、外側のネギのカリッとした食感が味のコントラストを生み出します。鉄板の熱で焦げた出汁醤油の香ばしさと深いコクが全体を包み込みます。加熱具合によって、ネギの甘さ・食感・香りの変化を楽しむことができる新感覚の一品です。

 

◾️土地の力と生産者の結晶「富士の雅ネギ」の魅力

▲青ネギ生産法人『アドリ株式会社』の小河 麦人社長

「富士宮ネぎネぎ」の主役はもちろん、ネギ。その味わいを決定づけるのが、富士宮のブランド「富士の雅ネギ」。その一番の特徴は、繊維質が少なく、葉先まで柔らかいこと。富士山の伏流水や火山灰土、富士山麓特有の寒暖差の中で育てることで、えぐみの少ない澄んだ風味、加熱するとトロリとほどける食感、そして最高糖度19度の力強い甘みをもたらしています。

さらに、市域内の標高差が日本一大きいという富士宮市の地形を活かし、夏は高地、冬は平地で栽培することで、一年を通して高い品質を保っているのです。

この「富士の雅ネギ」を生産・販売しているのが、青ネギ生産法人『アドリ株式会社』。小河 麦人(おがわ むぎと)社長は、知人から富士宮の農地を紹介されたことをきっかけに、奈良県橿原市から富士宮市への移住を決意したそう。4年間の開発期間を経て、2021年に「富士の雅ネギ」の販売をスタートし、現在では富士宮市の学校給食にも使用されるなど、“地域の未来を支える食材”としての役割も担い始めています。

「ネギを通して農業の現状を少しでも改善し、富士宮を日本一のネギの産地にしたいですね」(小河さん)

 

◾️富士宮の食の未来をつなぐ『うるおいてい』

▲『うるおいてい』店長の松永さん。富士宮の新たな可能性に挑み、食の未来を切り拓く頼もしいリーダー

「富士宮は食のポテンシャルが高いんです。食のストーリーを大切にし、食を通じて観光客を呼び込み、富士宮を日帰り観光ナンバーワンの街にしたい」

そう語るのは、店長の松永 治正(まつなが はるのぶ)さん。生産者と飲食店をつなぐプロジェクト「テーブルバトン」の共同代表を先述の小河さんと共に務め、富士宮の食の魅力を広める活動にも尽力されています。

その想いは、今回ご紹介した2つの味の中にも表れています。「うるおい焼きそば」には、寒玉キャベツや卵など、富士宮産の食材を積極的に活用。「富士宮ネぎネぎ」では、脇役のネギを主役に据え、その魅力を引き出すことで生産者の後押しにつなげています。

 

◾️行列の味をお取り寄せしよう!

▲「うるおいていお土産セット」(5食入り)2400円、3食入り1500円。セット内容は国産小麦100%麺、肉かす、イワシ粉、うるおいていオリジナル辛子味噌、うるおいていオリジナルソース

 

▲「富士宮ネぎネぎ (冷凍)」6食入り3000円。富士宮ネぎネぎ、だし醤油、とろろ、鰹節が付く

 

なお、富士宮まで足を運ぶことが難しい方も、この味を自宅でゆっくり楽しむことができます。同店の定番「うるおい焼きそば」(うるおいていお土産セット)は、水とキャベツを用意するだけで、店で焼き上げたような香ばしさが広がり、歴史を感じさせる味を再現できます。一方「富士宮ネぎネぎ」は、温めるだけでネギの甘さと香りがほどけ、新食感が楽しめます。

長年愛されてきた定番の味と、新たな名物。どちらも富士宮の食文化を語るうえで欠かせない存在です。ぜひ食べ比べてみてください。

 

<撮影・文/橋田直幸>

 

うるおいてい
住所:静岡県富士宮市淀師415-2
TEL:0544-24-7155
営業時間:平日11:00~14:00 / 16:30~18:30(L.O.)、土日祝 10:30~18:30(L.O.)
定休日:毎週月曜・第3火曜
>>ホームページ
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橋田直幸|静岡県出身 1級フードアナリスト静岡県及び山梨県における環富士山地域の食情報を発信するグルメインフルエンサー。吉田のうどんについては特に造詣が深く、「吉田のうどんマイスター」としても活動中。また、料理に対する知識と経験を活かし、食のイベント支援やご当地食材を使ったレシピ監修も手掛ける。>>@naoyuki_glorious20

 

 

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