進む枯渇化、買うなら今!「ヴィンテージデニム」究極の一本【激レア!お宝グッズ調査団】

<こんなモノが高額化傾向!>
年代ものの501XX。状態が良く、ウエストは32〜36インチ

数百万円の値が付くのはやはりリーバイス501XXで、程度の良さも重要。32〜36インチがヴィンテージデニムのゴールデンサイズだと言われている。

 

■「ベルベルジン」高額ヴィンテージデニムランキング

※販売額は取材時のものになります

【1位】約90年前のお宝モノ。シンチバックが付く時代の501XX

<お宝ポイント>真っ紺、レザーパッチ付きの美USED

リーバイス
「501XX 1937年モデル」(770万円)

シンチバック、パッチ、ポケットのステッチなどのディテールが健在で、色落ちも少ない1930年代の1本はナント750万円OVER。「この頃の501XXがこのコンディションで残っている点に希少価値があります。色の残りが良くてダメージも ほとんどありません」(野原さん)

 

【2位】雰囲気抜群の色落ち。第二次大戦中のみ製造の“大戦モデル”

<お宝ポイント>人気の大戦モデル。雰囲気の良い色落ち

リーバイス
「S501XX」(550万円)

第二次世界大戦中のわずか4年間だけ製造され、デニム愛好家の中で高い人気を誇るのが、“大戦モデル”とも称されるS501XXだ。「レザーパッチもしっかり残っている程度の良さと、濃淡がハッキリしていて抜群の雰囲気を醸している色落ちが、この1本の価値を高めています」(野原さん)

 

【3位】ヴィンテージデニムの完成形。歴史を重ねた絶妙な色味

<お宝ポイント>人気の大戦モデル。月桂樹のボタン、ドーナツボタン

リーバイス
「S501XX」(330万円)

2位と同じS501XXで、価格差はコンディション差。バックポケット付近にリペアがあり、パッチは欠損している。「大戦モデルを象徴する月桂樹ボタンとドーナツボタンが使用されています。リペアや色落ちも含めて完成された色味で良い雰囲気がある1本です」(野原さん)

 

【4位】荒々しくて男臭いディテール。良い具合に吐き込まれた戦前の1本

<お宝ポイント>1937年モデル。荒々しい雰囲気

リーバイス
「501XX 1937年モデル」(275万円)

太もも周りがしっかりと色落ちしていて、膝裏のハチノスも絶妙。この時期のモデルは、股のクロッチベットも特徴的なディテール。「1位と同じ時期の戦前の501XXです。色落ちやリペア、スレなどはありますが、荒々しい雰囲気に価値を感じますね」(野原さん)

 

【5位】知る人ぞ知るディテール、玄人向けする初期型大戦モデル

<お宝ポイント>初期の大戦モデル。コンディションも良好

リーバイス
「S501XX」(275万円)

色落ちが少なくてコンディションが良く、サイズは少し小さめ。玄人好みするディテールも特徴。「リーバイボタンが使われていて、初期の大戦モデルであることがわかる1本です。2位や3位のようなドーナツボタンの方が人気は高いですが、こちらも希少性は高いです」(野原さん)

 

■これぞぜひセットアップで! 最高額Gジャン・ツートップ

▼通称 “1st”。最初のデニムジャケット

<お宝ポイント>滅多に入荷しないサイズ40。状態◎

リーバイス
「S506XX」(385万円)

ムラのない程よい色落ちで袖のヒゲが絶妙な塩梅。「実寸サイズが40なのですが、1stでこれ以上大きなサイズの入荷は滅多になく、希少なアイテムです」(野原さん)

▼やや小さめの1st。違いはサイズと色落ち

<お宝ポイント>1stモデル。レザーパッチが残る

リーバイス
「S506XX」(220万円)

1位よりサイズが小さく、色落ちも強め。「1stは、大戦モデルなので月桂樹ボタンが使われているのが特徴。この1着はレザーパッチも残っています」

※2023年5月6日発売「GoodsPress」6月号68-69ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【激レア!お宝グッズ調査団】

<写真/河田浩明 取材・文/NOHOHON PRODUCUTION>

 

【関連記事】

◆日本のデニムといえば。エドウインが手掛ける“本藍染”ジーンズが登場!
◆あの“黒ラベル”がジーンズを作ったぞ!素材はもちろんビールにちなんでます!
◆リーバイスの“体のエネルギーを増やす”ジーンズってどういう仕組み?

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする