ステーションワゴンの系譜にある「ランドクルーザー300」、ヘビーデューティーの系譜にある「ランドクルーザー70」(2023年に国内販売が復活)に続き、ライトデューティーの系譜にある「ランドクルーザー250」が2024年4月に発売されました。
2004年に「ランドクルーザー70」の国内販売が終了して以来、久しぶりに3つの系譜が日本でカタログモデルとしてラインナップされたことで、いま“ランクル”が盛り上がっています。
2025年1月10日〜12日まで千葉県・幕張メッセで開催された「東京オートサロン2025」では、ランドクルーザーのカスタムカーが多数出品されていて、中でもシャープでクールなイメージの標準仕様と、丸目ライトで伝統的なイメージを盛り込んだ特別仕様車のZXファーストエディションというふたつの表情が与えられた“ランクル250”のカスタムモデルが多数出品されました。
その中から、気になるモデルを9つピックアップ。
■CRIMSON.inc|素材の魅力を引き出したシンプルなカスタムが秀逸
個性的なアルミホイールを中心にさまざまなカスタムパーツを販売するクリムソン。ZXファーストエディションをベースにカスタムした展示車両は、ミリタリーテイストあふれるMGのホイール「AIRMOR FF」とTOYOの「オープンカントリーA/T」を履き、タフなイメージを演出しています。
足元以外はビス止めのオーバーフェンダーとビス感を表に出したフロントのバグガード、そしてLED付きのルーフラックを装備したシンプルな構成。素材に魅力があるランクル250は、シンプルなカスタムでも十分に迫力があり個性が強調されることを証明したお手本のように感じます。
ブースにはAIRMOR FF以外にもランクルシリーズに似合うさまざまなホイールが展示されていました。
>> CRIMSON.inc
■BLITZ|スーチャーと車高調でスポーツ性がアップ
老舗の総合チューニングパーツメーカーで、モータースポーツシーンでも活躍するBLITZは、東京オートサロンにGR86、シビックRSなど4台のカスタムモデルを出品。ランクル250は「BLITZ LAND CRUISER 250 Supercharger Concept」と名付けられたことからもわかるように、コンプレッサーシステム(スーパーチャージャー)を装着して、2.2t以上ある車体ながら余裕ある走りを味わえるようにされています。
サスペンションもローダウン仕様を装着してスポーティなイメージを表現。ボディサイドやフロントバンパーにさりげなくブラックパーツを装着して引き締まった印象にするとともに、フェンダーアーチをボディ同色にして都会的な雰囲気を打ち出しているのもスタイリッシュです。
>> BLITZ
■エルフォード|オフローダーをスタイリッシュにカスタム
SUVのカスタムを得意とするエルフォードが出品したランクル250はプロトタイプモデル。フロントに大型のダクトとウイング形状のスポイラーを装備。サイドの大型サイドステップエクステンションや、整流板を設けたレーシーなリアバンパーなど、スポーティなイメージに仕立てられました。
4本出しのマフラーや24インチアルミホイール、40mmのローダウンなどで、タフでオフロード感あふれるランクル250を都会的でクールなイメージに変貌させるのはさすがの一言です!
>> エルフォード
■MUDRON|オフロードテイストを全面に打ち出したカスタム
VIPスタイルのプレミアムセダンやミニバン、スポーツモデルのカスタムを手掛けるAIMGAIN(エイムゲイン)が打ち出す4×4カスタムブランドがMUDRON(マッドロン)。“泥”をブランド名に掲げ、オフロード感を全面に打ち出したワイルドなカスタムを提案しています。
MTタイヤとマットブラックのホイール「AIMGAIN GRX」で足元を引き締め、マットブラックのオーバーフェンダー、リフトアップ、フロントバンパーガードなどでオフロード感を強調。さり気なく貼られたフロントライトのアイラインにより、丸目のヘッドライトに睨み感を出しています。
ボンネットカバーやリアウイングなど、スポーティさを感じさせるアイテムも全体の雰囲気にマッチしています。
>> MUDRON
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