【雨対策グッズ&ハイスペックウエアカタログ】
昨今では街中でもアウトドアブランドのレインウエアを目にすることも増えてきた。ブランドが多様なように使用されている防水透湿素材もさまざま。各社が独自の素材を開発しており、世はまさに「大戦国時代」!? それぞれの特徴と搭載アイテムを見てみよう!
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アウトドアブランドのレインウエアで重視されるのが“防水性”と“透湿性”。モンベルの宮川さんは次のように話す。
「登山などのアウトドアシーンにおいて濡れないことは重要です。不快なだけではなく、冷えや寒さを引き起こし低体温症のリスクも増加します。防水性と透湿性が備わったウエアなら日常も快適に過ごせますよ」
独自の防水透湿素材を開発するうえでこの2点を軸にいかにスペックを高めるか、軽さやストレッチ性は? など各社が試行錯誤を重ねている。加えて、昨今ではPFCs(過フッ素化合物)やPFAS(有機フッ素化合物)を使用しないなど環境への配慮も当然となりつつある。
実際、パタゴニアの八木さんも「弊社では『環境へのインパクトを最大限抑えた素材であること』も品質のひとつと考えています」とアウトドアブランドとしての責任と矜持を語ってくれた。
ブランドごとの特徴と目指す理想が垣間見える独自素材にもぜひ着目してみて欲しい!