夏休みのお供に。傑作漫画60作品一気見せ

■心に沁みてホロリと泣ける

涙活という言葉があるように、涙はストレス解消にもつながるもの。ここでは、思わずホロリと涙がこぼれたり、心を揺さぶられたりする感動の10作品を紹介。ぜひハンカチを片手に、心のデトックスを楽しんでいただきたい。

41. 春秋戦国時代を舞台に、中華統一への道を描く

原泰久/集英社
『キングダム』(既刊79巻 続刊中 『週刊ヤングジャンプ』連載中)

劇画タッチと漫画タッチのキャラが入り乱れる珍しい作品。堯雲&趙峩龍のような重厚な作画のキャラが愛おしい。また、戦場と王宮という別の場所の争いを同時に進行させるシステムも多用されていて、カタルシス起きまくりです(安藤啓太さん)

時は紀元前―。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代であった。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!!

©原泰久/集英社

42. 命が誕生する奇跡と医療現場のリアルな現実

鈴ノ木ユウ/講談社
『コウノドリ』(全32巻)

綾野剛さん、星野源さん主演でドラマ化もした名作。一つ一つの命がかけがえのないもので、自分たちが生きていることは奇跡なのだと痛感します。また、医療用語や流行病の患者の回などもあり意外と勉強にもなります(谷川明日歌さん)

出産は病気ではない。だから、患者も家族も安全だと思い込んでいる。だが、100%安全などあり得ない。産科医・鴻鳥サクラを主人公に、“命を授かる奇跡”と“命が誕生する現場”に関わる人々を真摯に描く。

©You Suzunoki/講談社

43. ひとりの少年の選ばれた指が、失われた音を呼び覚ます

一色まこと/講談社
『ピアノの森』(全26巻)

紙なのに音が聴こえてくる漫画です。貧しい生い立ちの主人公が、大舞台でピアノを弾いているシーンを見るだけで涙が止まらなくなります。長い作品ですがぜひ最後まで読んでください。ラストで本当に奇跡が起きます!(三田たたみさん)

森に捨てられたピアノをオモチャ代わりにして育った少年・一ノ瀬海。楽譜すら読めない彼は、転校生・雨宮修平や音楽教師・阿字野壮介との出逢いから次第にピアノに魅かれていく…。

©Makoto ISSHIKI/講談社

44. “いい迷惑”な人々が織りなす哀愁コメディー!

青野春秋/小学館
『俺はまだ本気出してないだけ』(全5巻)

親友の宮田が人生に絶望して自死を考えるも死にきれずに帰ってきたとき、出迎えたシズオの言葉に嗚咽するほど泣いた。ひょうひょうとして読めないシズオだけど、誰よりも宮田の帰りを待っていた。最高の友情に涙(中村未来さん)

突然漫画家を目指し始めたおっさん・大黒シズオは、マンガ執筆とバイトとサッカーゲームに明け暮れる日々を送っていた。そんなある日、バイト先にちょっとした問題児が入って…。

©青野春秋/小学館

45. 麻雀漫画の枠を超えた“男の生き様”を見よ

福本伸行/竹書房
『天 天和通りの快男児〈新装版〉』(全13巻)

麻雀マンガの金字塔…だけど、真骨頂は終盤の「通夜編」。死を前にした赤木しげるが、自らの人生を静かに語る姿は圧巻。麻雀知らなくてもぜひ読んでほしい(終盤は麻雀やってないし)!そして道徳の教科書に載せてほしい(中山)

超心理麻雀漫画「アカギ」の主人公・赤木しげるが大人になって登場! 主人公、天が率いる東代表メンバーの主力として西代表との麻雀東西戦に臨む。人生観が変わる一作。

©福本伸行/竹書房「近代麻雀」

46. 『戦争』の時代を生きた若者の真実の記録

武田一義/白泉社
『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(全11巻)

ペリリュー島の戦いでの生存者は日本軍約1万人のうち、わずか34人。つまりほぼ1万人が不本意な死を強いられたわけです。戦争での死はありがちかもしれません。しかし、個々の死をきっちり描かれるとやはりくるものがあります(岡崎雅史さん)

昭和19年、夏。太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士、田丸はいた。仲間たちが次々と命を落としていく中、彼は仲間の最期を残す「功績係」として戦場を記録し続けるーー。

©武田一義/白泉社

47. 天国に旅立ったペットや人間は、「その後」どうしているのーー?

中山有香里/KADOKAWA
『天国での暮らしはどうですか』(既刊2巻 続刊中)

タイトル通り「天国」に旅立ったペットと飼い主たちの、ちょっと楽しく暮らしている様子がのぞける1冊。笑えて、泣けて、少しだけ自分にも幸せのお裾分けがもらえそう。今はまだ読めない気持ちの人も、いつかぜひ(hossyさん)

あの子はどこにいったんだろう。そこがどこであっても、あの子のいる場所がどうかあたたかく優しい場所でありますようにーー。現役看護師が描く、ペットや人間たちが亡くなった後の物語。

『天国での暮らしはどうですか』 中山有香里 KADOKAWA/コミックエッセイ

48. 妖怪と人と神様がふつうに暮らす田舎町の日常

noho/イースト・プレス
『となりの妖怪さん』(全4巻 +外伝 上下巻)

大切な存在との切ない別れに、静かに溢れる深い愛情。登場人物たちは誰もがやさしく、日本の原風景のような田舎町での何気ない日常のひとコマ、ひと言が涙腺を刺激。号泣必至の最終話の“その後”の外伝もセットでぜひ(TOMMYさん)

ある夏、二十歳の長寿猫・ぶちおは、突如進化して猫又になる。「自分が妖怪になった理由」を探して思い悩むぶちおは、化け狐の百合に、「化け学」を習いはじめるが…。

©noho/イースト・プレスイ

49. 時代の常識や逆境に負けず、アルテは夢を追いかける

大久保圭/コアミックス
『アルテ』(既刊22巻 続刊中 『月刊コミックゼノン』連載中)

今より男女格差が強い16世紀初頭のフィレンツェで、画家を目指して奔走するアルテを見ていると力が湧いてきます。アルテと工房の親方であるレオさんの関係がどう変わっていくのかもぜひ見届けてほしいです!(坂口雄也さん)

16世紀初頭・フィレンツェ。芸術など文化活動が花開いたルネサンス発祥の地。そんな活気あふれる華やかなる時代に、貴族家生まれのアルテが画家工房への弟子入りを志願する。

©大久保圭/コアミックス

50. どん底からはい上がれ! 桜高校・第三野球部始動!

むつ利之/講談社
『名門!第三野球部』(全31巻)

野球部の一軍からバカにされ続けてきた三軍の檜あすなろたちが、泣きながら泥だらけになり、心身ともに満身創痍の中でも練習を積み重ねていく姿。そして試合で見せる特大のジャイアントキリングは超胸アツです!(山田そよかぜさん)

落ちこぼればかりが集まった桜高校の野球部3軍・第三野球部は、ある日、監督から解散を告げられてしまう。しかし、最後のはなむけとして1軍と試合をするチャンスを得る。

©むつ利之/講談社

【次ページ】読後は心がほっこり、優しい気持ちになれる10作品

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