海の狼「Uボート」はジオラマがよく似合う!【達人のプラモ術<Uボート>】

■今回は船体の艤装と塗装を進めます!

さて、そんな過酷なUボートに乗りたいかといえば、いやぁ閉所恐怖症なので無理。ということで、ここはプラモデルで我慢したいと思います。

今回は前回製作した船体と艦橋の艤装と塗装を進めていきましょう。

しかしキットの細い船体を見るたびに、これに40人以上乗り込んでいるんだと感心してしまいます。

▲組み上げた船体は実にスマート。艦橋や甲板と艦橋の大砲は仮組みした状態だ。それぞれ別に塗装していく

▲艦首の潜航舵や艦尾の舵機も組み付けているが、海上ジオラマとすることにしたので、見えなくなるスクリューは取り付けていない

▲艦橋は通信用アンテナや2本の潜望鏡などが装備されている。艦内へのハッチはあえて開けてみた

▲前部甲板に装備された聴音機を取り付ける。潜水艦の目であり耳でもある

▲艦橋後部の手すりは細く折れやすいので、取り扱いには注意が必要

▲サードパーティーのメーカーから、Uボート用のディテールアップパーツでエッチング製の手すりや甲板なども出ているが、今回はキットパーツのみを使用している

▲艦橋に装備された20ミリ対空機銃は小さい(約3cm)

▲小さいがしっかりとディテールが刻まれているので塗装でリアルに仕上げたいところ

▲艦首甲板上に装備されているのは、防潜網を切断するためのカッターだ。艦首右側には錨が装備されている。

▲甲板に装備され、海上での艦砲射撃で威力を発揮した88ミリ砲も、小さいながらリアルに再現されている

組み上げた船体と艦橋は、まずAFVモデルの下地塗装に使用するオキサイトレッドサーフェイサーで下地塗装を行います。さらにパネルライン(艦船モデルなので溶接のライン)に添って黒で影となるのラインを入れていきます。

その上から船体色となるライトグレー、ダークグレーの順で塗装(塗装は明るい色から暗い色の順番で重ねていくのが基本)していきます。この際、影色の黒を塗りつぶ さないように、かなり薄めで色を塗り重ねていくのがポイントです。作業的にはここからウエザリングを施していきます。

▲細部パーツの取り付けが完了した船体は下地としてオキサイトレッドのサーフェイサーで塗装していく

▲サーフェイサー塗装完了

▲本塗装のグレーが単調な仕上がりにならないようにするため、船体のパネルライン(溶接跡)に沿って本塗装の影色となる黒で色を入れていく

▲本塗装前の状態

▲船体はライトグレーとダークグレーで塗り分けられている。まずは船体上部のライトグレーを塗装、次にマスキングをして船体下部のダークグレーを塗装していく

▲塗装はエアブラシで塗料を通常より薄めに調色、影色の黒をわずかに残すような感じで塗り重ねていく

船体の塗装が完了したU-96。船体に色が入ってことで、連合軍から恐れられた灰色の狼のイメージに近づいた。船体にはこの後ウエザリングを重ねていく

 

■やっぱりジオラマ!

製作していて思ったのですが、キットは1/144スケールということもあって全長は40cm近くあるものの船体の幅が5cmもないのと、戦艦のように複雑な艦上構造物がないこともあり、見た目がシンプルと言いますか、単体だとどうしても地味と言いますか、模型的な見栄えがちょっと足りない気がするんですね。

そこで、存在感をアップさせるにはどうしたものかと考えた結果、やっぱりジオラマに仕立てるのがベストだろ!ということになりました。

今回はボックスアートに描かれている嵐の中で大波に翻弄されるU–96(劇中では嵐の中での仲間のUボートと会合するシーンでしたね)をイメージソースにした情景モデルとして製作していくことにしました。

▲スタイロフォームをカットして船体が収まるジオラマのベースを製作。ここからモデリングペーストなどを使い、波が渦巻く海面を製作していく

というわけで今回はここまで。次回は船体のウエザリングと波が渦巻く嵐の海を製作していきます。お楽しみに!

>> [連載]達人のプラモ術

<製作・写真・文/長谷川迷人>

 

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