【格安スマホの超基本③】格安SIMはどんな端末で使えるの?

[1]手持ちスマホを流用する

NTTドコモのスマホで使えるケース

さて、格安SIMは大手キャリアのネットワークを借りて提供している通信サービスです。その大部分は“NTTドコモのネットワーク”を使用しています。

つまり、NTTドコモで購入したスマホに格安SIMをセットすれば、たいてい通信できてしまうわけです。

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NTTドコモのスマホは、ドコモ回線の格安SIMで使える

ただし、格安SIMの中には、auのネットワークを使うプランもあります。「mineo(マイネオ)」「UQ mobile(ユーキューモバイル)」「Fiimo(フィーモ)」などが提供するau回線のプランは、NTTドコモのスマホでは使えません。

②auのスマホで使えるケース

au回線の格安SIMは、auのスマホがあれば使えます。しかし、NTTドコモの場合と比べると、事情がやや複雑です。

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auのスマホは、au回線の格安SIMで使える。VoLTE対応機種の場合は、SIMロック解除が必要

 

まず、auは2014年の12月から「au VoLTE」を提供しています。au VoLTEは、LTEネットワークを使った高音質な通話サービスです。

そして、auのスマホで格安SIMを使いたい場合、このau VoLTEに対応しているかどうかで条件が変わります。

●au VoLTE対応機種:SIMロックを解除すれば、au回線の格安SIMで使える
●au VoLTE非対応機種:SIMロックを解除しなくても、au回線の格安SIMで使える

③ソフトバンクのiPhoneをSIMロック解除するケース

ソフトバンク回線の格安SIMは存在しません。ソフトバンクは、「Y!mobile(ワイモバイル)」ブランドで低価格帯の通信プランを提供していますが、ソフトバンクとは異なる回線を使用しています。

ソフトバンクの機種を格安SIMで運用するためには、SIMロック解除が必須ですが、周波数対応の違いなどを機種ごとにチェックしなくてはならないので、あまりオススメできません。

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ソフトバンクのスマホで格安SIMを使うにはSIMロック解除が必須

ただし、2015年5月以降に発売されたiPhoneなら、SIMロックを解除して格安SIMで運用するのもありでしょう。

手持ちスマホを流用する際のまとめ

●NTTドコモのスマホ:ドコモ系の格安SIMでそのまま使える
●auのスマホ:au系の格安SIMでそのまま使える。ただし、au VoLTE対応機種はSIMロック解除が必要
●ソフトバンクのiPhone:ドコモ系の格安SIMを使うためには、SIMロック解除が必要

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