新ルンバはコスパ高し!スマートスピーカーにも対応しました

■いいとこ取りの良価格モデル

現在、ルンバのラインナップには、最上位モデルの「ルンバ980」「ルンバ960」や、スタンダードモデルの「ルンバ690」があります。今回発表された「ルンバe5」は、その中間にあたる高機能モデル「ルンバ890」の後継モデルとなります。

▲「ルンバe5」。カラーはチャコールのみ。主な付属品として、デュアルバーチャルウォール(1個)、ホームベース(1個)、電源コード、交換用フィルター(1個)が同梱される

ルンバe5は、AeroForce3段階クリーニングシステムを搭載し、ゴミを浮かせて吸引し、微細なほこりをフィルターで除去します。吸引力は、AeroVacを搭載するルンバ600シリーズに比べて約5倍にUP。

また、従来モデルと同様に、ごみが多い場所をセンサーで感知し、きれいになるまで集中的に清掃を行う「ダートディテクト機能」を搭載します。専用のスマホアプリ「iRobotHOMEアプリ」を通じて、外出先から遠隔操作などを行え、GoogleアシスタントやAmazon Alexaなどのスマートスピーカーにも対応します。

このように、従来の高い吸引力や機能性を保持したまま、新たに追加されたのが「洗えるダスト容器の搭載」と、「稼働時間の延長」の2点。

これは、アイロボット社が実施した“ロボット掃除機を購入しない人の理由”の調査結果に挙げられた「ロボット掃除機で本当にきれいになるの?」という疑問と、「価格の高さ」という2つの要因を解消するために採用されたとのことです。

掃除機のダストを丸ごと洗えることでお手入れがより簡単になり、ルンバの高いパフォーマンス性を維持したまま日々使用できます。また、890モデルの最大稼働時間が60分に対し、ルンバe5は最大90分に拡張。より部屋の隅々まできれいにすることが可能になります。

▲フィルターを外したら、そのまま水につけて丸洗いが可能。洗い終わったら、タオルでふき取り、乾燥させてから再度取り付ける

価格に関しては、890モデルが6万9880円のところ、ルンバe5が4万9880円と、ほぼ同スペックを備えつつ、消費者の手が届きやすい価格帯に設定されています。

■吸引力とタッグを組む「デュアルアクションブラシ」が進化

発表会当日は、新モデルのデモが行われました。ここで特筆すべきは、ブラシの進化です。

ルンバが備える特殊素材のブラシは、回転しながらごみを外側から内側へとかき寄せる役割を果たします。ルンバe5では、従来よりも大きなヒダを持つデュアルアクションブラシにより、床を叩いてゴミをかき出すパワーが向上しました。

▲「デュアルアクションブラシ」を取り出している場面。吸引口が広いため、ボタンなどの大きなごみも簡単に吸い込める

進化したデュアルアクションブラシにより、吸引力だけに頼らないパワフルな掃除機になっています。

▲吸引力を使わず、デュアルアクションブラシのみでもごみをかき出せている

【次ページ】2023年までの目標は、ロボット掃除機の普及率10%

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