冬の定番アウターであるフリース。70年代後半に生まれ、当初はアウトドアブランドがウエアの素材として使っていたものですが、90年代になりユニクロが商品化し大ヒット。いまやタウンウエアとしても定番となりました。
元々はウールの代替素材として開発されたという経緯があり、見た目からもわかるようにモコモコで暖かい。さらにポリエステル製だから軽く、速乾性があるというメリットがあります。
ただし、いくつかの弱点が。それが風を通して、吸湿性がないこと。普通に歩いている程度なら気になりませんが、風が強い日や自転車に乗っている時などは、やはり寒さを感じます。保温性はあるので、フリースのうえにウインドブレーカーなどの防風アウターを着るという人もいるのではないでしょうか。

そんなフリースの常識を打ち破るようなアイテムが登場しました。それがゼログラム(ZEROGRAM)のフリースジャケット「HitoFleece Hood Jacket」(2万6400円)。
ゼログラムは2011年に誕生した韓国発のアウトドアブランドで、テントなどテクニカルなUL(ウルトラライト)ギアを数多くリリースしてきた、技術力には定評のあるブランドです。

そんなゼログラムらしいフリースジャケットは、フリースらしからぬ機能を持つ1着になっています。メインとなるフリースには、独自生地“HitoFleece”を使用。
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