わずか20gの自分専用スピーカー「nwm GO」が耳にある日常が快適すぎた話

いまやイヤホンは多くの人にとって欠かせない存在です。通勤通学時に音楽を聴いたり動画を見たりだけでなく、ゲームやオンライン会議など活躍の場はたくさん。

では普段、どんなイヤホンを使っていますか? いまや主流の完全ワイヤレスから充電の必要がない有線タイプなどさまざまありますが、スタイリストの宇田川雄一さんが先日から使い始めたのが、ネックバンド式でオープン型のワイヤレスイヤホン「nwm GO」(公式オンラインストア価格:1万6500円/「耳スピをはじめようキャンペーン&発売記念」として2025年5月11日までは1万4850円で発売中)。

オープン型は最近もっとも注目を集めているからわかるとして、完全ワイヤレスだらけのいま、ネックバンド? そう思う人もいるのでは。でも宇田川さんに話を聞くと、いろいろ納得。使っているからこそ分かるメリットがたくさんありました。

宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。

 

 

■ランニングで使って手放せなくなりました

モノメディアでオーディオを担当している編集さんから「きっと宇田川さんにぴったりだから、ぜひ使ってみて」と渡されたのが「nwm GO」を使い始めたきっかけでした。

受け取ってまず思ったのが、とにかく軽い!

持ってる気がしないんですよ。調べたらたったの20gなんですよね。ネックバンド型ってイヤホン部分だけじゃないから、ある程度重さはあるものだと思っていたのでビックリでした。

実は僕、趣味でランニングをしているんです。何度かマラソン大会にも出場しているぐらいハマってるんですが、「nwm GO」を編集さんが勧めてくれたのも、ランニングをしているからだと言ってました。それ、ランニングで使えってことですよね(笑)。

で、先に言っちゃいますが、めっちゃイイです、これ。

とにかく装着感がイイ。着けてみるとわかるんですが、とにかくジャマにならないというか。耳に引っ掛けた部分も首に当たる部分も感触が良くて、スッと体にフィットする感覚。

不思議な柔らかさがあるんですよ。ひねるとわかるんですが、絶妙な柔らかさ?硬さ? うにょうにょ曲がるのに、カタチはしっかり。たぶんこれがフィット感の良さにつながっているんだと思います。

だから走っている時も気にならない。スポーツ系の完全ワイヤレスイヤホンだと、落ちないように耳の内側に引っ掛けたりしますが、その必要がないから耳が痛くならない。動く気配はまったくないのに着けている感覚がほぼなくて。軽さと表面の素材と柔らかさ、そのあたりが関係しているんだと思いますが、ランニング時の安定感はバツグンです。

使い始めて、まだ1週間も経っていないんですが、本当にランニングに最適なイヤホンだと感じています。これもう手放せないかも。

あと、走っている時に周りの音も聞こえるのもいいですよね。川沿いのクルマが来ない場所でも自転車が通ることはありますし、車道沿いを走ることもあります。だからこそ、周りの音が聞こえる状態って大事。安全にランニングできます。

蒸れないってのもポイントですね。耳穴を塞ぐタイプのイヤホンだと、暑い日はどうしても蒸れたりしますが、オープン型の「nwm GO」はそれもない。IP55の防塵・防水性能があるので、雨はもちろん汗っかきな人でも安心できそう。

そして音質がイイ。

以前試したことがあるオープン型のイヤホンって、なんだか低音の迫力が足りないなという感じがしましたが、これはしっかり低音を聴かせてくれつつ、中高音域も問題なし。そこまでボリュームを上げなくてもちゃんと音楽を楽しめます。しかも周りの音も聞こえてる。

専用アプリにイコライザ機能が付いているので、好みの音にカスタムもできます。オープン型が欲しいけど音質に妥協したくない、なんて人にもオススメできます。

▲着け外しが簡単なのも地味に高ポイント

ランニングだけじゃなく、体を動かす時にピッタリなイヤホンだと思いますよ。ジムでのトレーニングにもいいし、トレランとかにもいいかも。nwmって「耳をふさがないイヤホン”耳スピ”」って言ってるじゃないですか。ホントにその通り、常に自分専用のスピーカーを装着している感覚です。

 

■実は普段使いもイイ!音漏れも問題なし

ランニング以外の普段の移動時も使っています。ネックバンド型って何年ぶり?っていうぐらいなんですが、久々に使ってみると「結構いいじゃん」って思ったんですよね。

まずカラーがイイ。最初、渡された時に「3色あるけど、どれがいい?」と聞かれて白(グレイシャーホワイト)を選んだんですが、他にもフォグブラックという黒系の色と、ソイルベージュという茶系の色があって、どれも普段使いしやすい色なんですよ。

どんなファッションにも似合うカラーだと思います。マットな質感で悪目立ちせず、スタイリングに馴染みやすい。これからの季節、首回りを出すから目立っちゃうかなと思っていたんですが、この質感と色ならワンポイントのアクセントとしてもアリだと思いますよ。

そして、普段使いするとなると気になる音漏れも問題なし。

というのも、nwmには「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」というNTTが開発した独自技術が搭載されているそう。

イヤホンから出る音に、その音を反転させた波形の音を重ねることで音を打ち消すという技術で、イヤホンの周りの一定エリアで音を打ち消しているため、近くに人がいても音が聞こえなくなります。って最初に渡された時に聞きました(笑)。なんだかすごい技術だってことだけはわかります。

最初に音漏れ具合を確認しようと自宅で試した時に、近くにいた家族に「あ、たしかに聞こえないね」って言われたので、安心して使ってます。40~50cmぐらいまで近づいても聞こえないって言ってました。

※音量によって周囲への聞こえ方は異なります

あとこれは使ってわかったことなんですが、とにかく取り回しがいいんです。使わない時はポンとカバンに放り込めて、取り出す時もすぐに見つかる。有線イヤホンのようにケーブルが絡まることもないし、完全ワイヤレスイヤホンのようにケースに入れたり取り出したりの必要もない。

そして、一時的に外したい時も首に掛けておける。本当にストレスがない。

他にも、マルチポイント接続機能が付いているので、スマホとPCにペアリングしておけるし、最大10時間使えて、充電が切れていても5分充電で約1時間使えるし、マイクの性能も問題なし。オンライン会議でも使ってみましたが、まったく問題なしでした。

ランニング時のイヤホンかなって思って使い始めましたが、実は普段からバリバリ使えるし、使い勝手の良さとファッション視点からも、あらためてネックバンド型の良さを再認識させてもらえました。「nwm GO」ぜひ一度、お店で試してもらいたいですね。

*  *  *

いまや、必携ガジェットとなったイヤホン。さまざまなタイプがありますが、音質にも妥協せず、ランニングなどのスポーツ時にも使えて、そして日常の移動から仕事まで使えるモノとなると、案外コレといったモノが見つからなかったりします。

そこに登場したネックバンド型かつオープン型の「nwm GO」。宇田川さんが使って感じたアレコレを聞くと、一度試してみたくなります。もしかすると、他のイヤホンで感じていた不満を解消してくれるモノなのかも。

>> nwm GO

<取材・文/円道秀和(&GP) 写真/逢坂 聡>

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