ブルーの使い方で、ここまで印象が変わる!「セイコー アストロン」選ぶのはどちらの“青”?

同じ“青”でも、素材と仕上げによって、その表情はまるで異なる。ひとつは、濃密な輝きを纏ったサファイアガラスベゼルのハイエンドモデル。もうひとつは、ブルーセラミックスを大胆に配したスポーティデザイン。

セイコー アストロンが見せる、“青”の奥行きと個性に迫る。

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袖口から腕時計が覗いた瞬間、ふと目が留まる。その存在感が気持ちを整え、一日のスイッチをそっと押してくれる。つまり、腕時計は時間を知らせるだけでなく、身に着けることで気分を整え、自信と落ち着きをもたらしてくれる存在なのだ。

「セイコー アストロン Nexter(ネクスター)」は、セイコーが考える“次世代のリーダーを支えるパートナー“を体現したシリーズ。スタイルに馴染む洗練されたフォルムに、先進的なキャリバーを搭載。

実用性と造形美、その両方にこだわりを宿すものとして、アストロンのなかでも代表的なシリーズだ。今回は、その中でも“青”の表現にこだわった2本に注目したい。

■軽やかなシャツスタイルに、エレガントな輝きを添えて

▲セイコー アストロン Nexter「SBXC175」(35万2000円)

透過性のあるサファイアガラスベゼルが印象的な「SBXC175」は、落ち着いたブルーとともに、涼やかで奥行きのある透明感をまとっている。

■ビジネススタイルに芯を通す、セラミックスの艶やかな光沢

▲セイコー アストロン Nexter「SBXC181」(33万円)

一方、セラミックスを使った「SBXC181」は、異素材による立体感と、手首にすっきり収まる薄型ケースの組み合わせが際立つ。精悍でメリハリの効いた印象は、ビジネススタイルを引き締め、装い全体にほどよい緊張感を与えるだろう。

いずれにせよ、装いと気分、そして時間との向き合い方に新たな輪郭を与えてくれる存在。それが、「セイコー アストロン Nexter」という選択肢なのだ。

■What’s「ASTRON」?

1969年、世界初のクオーツウオッチとして誕生した「クオーツ アストロン」。その名を受け継ぎ、2012 年には GPSソーラーを搭載した新生モデルが登場。

高精度な時刻修正と確かな実用性を追求し続けてきたその姿勢は、いまもセイコーの先進性を象徴する存在となっている。

■“史上最高性能”のキャリバー 5X83

アストロン史上最高性能として登場したキャリバー 5X83。GPS 衛星電波による時刻修正やデュアルタイム表示に加え、アストロン初の1/20秒ストップウオッチも搭載し、世界を舞台に活躍する人を支える。

機能もデザインも妥協したくない人にこそ選んでほしいシリーズだ。

■今年の本命ウオッチはこれだ。選びの基準は “素材“にあり!

見た目に映る印象はもちろん、質感や光の反射までも左右するのが、腕時計の“素材“。今回フォーカスするのは、サファイアガラスとセラミックスという異なるアプローチを取った2つのモデルだ。

【1本目】澄んだ質感が光をとらえて、深く輪郭ある “青” を宿す

セイコー アストロン Nexter「SBXC175」(35万2000円)/ケースサイズ 44.1mm、厚さ14.4mm、ケース材質 純チタン、キャリバー 5X83、ソーラー GPS 衛星電波修正、平均月差±15 秒(非受信時)、フル充電時約 6カ月間連続駆動(パワーセーブ時約 2 年)、ワンプッシュ三つ折れ方式、10 気圧防水

ベゼルには透明感と高硬度を備えたサファイアガラスを採用。傷がつきにくく、美しさを長く保てるのも魅力だ。

また、ダイヤルは横縞模様の型打ちと縦三つ目のサブダイヤルを組み合わせ、視認性を確保しながら全体をすっきりと見せている。

ケースとブレスレットには軽量な純チタンを使用。細かく仕上げを分けることで陰影が生まれ、軽やかな装着感の中に、品のある立体感と高級感が漂う。

アストロンを象徴する地球をモチーフにしたグローブマークの立体意匠が裏ぶたにあしらわれ、ハイエンドモデルならではの特別な仕様になっている。

【2本目】精悍な艶と絶妙な色使いがスポーティな装いを格上げ

セイコー アストロン Nexter「SBXC181」(33万円)/ケースサイズ 43.3mm、厚さ13.4mm、ケース材質 純チタン、ベゼル材質 セラミックスと純チタン、キャリバー 5X83、ソーラー GPS 衛星電波修正、平均月差± 15 秒(非受信時)、フル充電時約 6カ月間連続駆動(パワーセーブ時約2年)、ワンプッシュ三つ折れ方式、10 気圧防水

ベゼルにはブルーセラミックスを採用。純チタンケースのシルバーと調和し、フェイス全体を引き締めている。

ダイヤルはブルー地のストライプに、ホワイトシルバーのサブダイヤルを重ねてコントラストを効かせることで視認性を高め、スポーティな印象に仕上げている。

ブルーセラミックスならではの発色と、仕上げ分けされた純チタンの輝きが調和し、上品さと精悍さをあわせ持つ端正な佇まいに。

スポーティな見た目に反し、ケース厚は 13.4mmと抑えめ。装着感は想像以上に軽快で、ジャケットの袖にもすっと収まる点も見逃せない。

>> セイコー アストロン Nexter

問い合わせ/セイコーウオッチ株式会社 お客様相談室 0120-061-012

<取材・文/若澤創 写真/江藤義典 スタイリング/露木 藍>

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